内容説明
ランドセルから天蓋付きベッドまで野ばらちゃんのプライベートなお買物エッセイ。
目次
ステッキ
シャンデリア
カレイドスコープ
噴水
鞭
携帯電話
トイレットペーパー
時計
燭台
剥製〔ほか〕
著者等紹介
嶽本野ばら[タケモトノバラ]
京都府宇治市生まれ。1998年、エッセイ集『それいぬ―正しい乙女になるために』を上梓。2000年、書下ろし小説集『ミシン』で作家デビュー。03年『エミリー』、04年『ロリヰタ。』が三島由紀夫賞候補になる。04年には『下妻物語』が映画化され話題に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
舞
32
高校生の頃にハマって、ハマって。めちゃ面白いエッセイで、好きなエッセイに…野ばらさん最高笑 すごく刺激を受けた、読んだ当時。再読したいな。
りりす
15
「負けてはまた、貫こうとして、怒られる日々を繰り返してきたのです」「次は世間や常識という訳の解らないものが目の前に大きく立ちはだかりました」「今日もまだまだ、息苦しいよ。だけど、昨日よりはちょっぴりましかな」。読メ登録前に読んだものを再読。最近はそんな調子で嶽本野ばらをよく読んでます。お買い物というテーマで美学や趣向を語るエッセイ。予備知識なしにさくさくって読めます。2015/02/14
skellig@topsy-turvy
15
久々に読む野ばらさんのエッセイ。鞭にシャンデリア、入浴剤に香水に剥製、鏡に煙草…思わずお買物特攻したくなる。大好き!と胸ときめくものに囲まれていたいけど、それって実は大変でもある。「妥協」にゆるんだ背骨がぐっと伸びた。2013/05/01
更夜
7
ロココとロリータをこよなく愛す野ばらさんの荻窪の1ルームの「野ばら城」にはこだわりの物がびっしり。シャンデリア、ロウソク燭台、天蓋付きベッド、鞭や鍵や時計のコレクション、トイレットペーパーはキティちゃん柄etc.自称「悪趣味の塊」の浪費に見えるが独自の審美眼にかなうものがあれば出費は惜しまない。美意識の塊でもある、壮大なる浪費を楽しむエッセイ。しかし、靴下は靴下屋の黒だけ、電化製品は可愛くないから持たないなど野ばらさんの価値観が時々、シビアなのが楽しい本。今の野ばら城はどんなでしょう。2024/03/02
真竹
7
浮世離れしているというか、生活感のない買い物の数々…これだけ自分の美意識と物欲に素直な買い物ができたら、楽しいだろうなあ。2015/09/21