幽ブックス
旧(ふるい)怪談―耳袋より

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  • サイズ B6判/ページ数 316p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784840118798
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C8293

内容説明

江戸時代に聞き集めた、怪しい話、奇妙な話。

目次

うずくまる―番町にて奇物に逢ふ事
覚えてない―獸の衣類等不分明事
ただいま―妖談の事
ぼろぼろ―貳拾年を經て歸りし者の事
真っ黒―外山屋舗怪談の事
どすん―戯場物爲怪死事
妻でも狐でも―霊氣狐を頼み過酒を止めし事
遺言にするほど―猫の怪異の事
見てました―摩魅不思議の事
正直者―鬼僕の事
つけたのは誰―不思議なしとも難極事
誰が作った―下女の幽霊主家へ来たりし事
何がしたい―怪竈の事
どこに居た―狐狸の為に狂死せし女の事
寸分違わぬ―河童の事
引いてみた―幽霊なきとも難申事
もう臭わない―藝州引馬妖怪の事
なぜに虻―人魂の事
小さな指―頭痛の神の事
可愛がるから―猫の怪の事
やや薄い―赤阪與力の妻亡霊の事
あっちも―奇病の事
がしゃん―あすは川亀怪の事
座頭でないなら―不義に不義の禍ある事
効き目―貧窮神の事
プライド―義は命より重き事
気のせい―怪刀の事
もうすぐ―怪妊の事
百年の間―菊むしの事
於菊蟲再談の事
抜ける途中―人魂の起發を見し物語の事
血は出たけれど―上杉家明長屋怪異の事
別人―作佛祟の事
さわるな―神祟なきとも難申事
とりかえし―猫人に付きし事

著者等紹介

京極夏彦[キョウゴクナツヒコ]
小説家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

優希

91
江戸時代に書かれた『耳袋』の現代語訳であり、京極流の解釈とも伺えました。ちょっと奇妙なのだけれど怖さはあまり感じませんでした。日常の中にある闇に触れているような空気は好みですけれども。原文も付随しているので、江戸時代の雰囲気も楽しめます。総ルビなのも親切ですね。2017/07/04

紅はこべ

50
京極さんが各話につけたタイトルが面白い。話のどこに京極さんが興味を持ったのかを端的に表している。ただ登場人物をイニシャル表記にする意味がわからなかった。2010/03/21

sk4

41
江戸時代の怪異蒐集の書『耳嚢』の京極夏彦アレンジ本。 冒頭にも書いてあるけど、別に『耳嚢』と言ってもコワイ話ばかりではない。 一つ一つの話が5~6ページと軽いので、意気込まなくても全然大丈夫だし、文体もとても読みやすい。 中には思わず吹き出してしまうものや、それは無い!と失笑が漏れるような話もあったり、とても面白かったです。2012/08/31

カムイ

33
奇妙な体験は一度あります幽霊を見ることはないが不思議体験をしたことがある、この作品もそんな怪談、耳袋を現代版にした怪談です2019/07/08

sora

31
これなら、夜トイレに一人で?行けそうです。淡々としていて、まるで昔話を読んでいる感じです。それにしても現代文にすると、こうも長文化してしまうのですね。古文?は簡潔であっさりしていて面白いです。2015/07/19

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