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内容説明
“下学上達”とは論語から生まれた「身近なものから学び、次第に深遠な学問にたどりつくこと」を意味する言葉。稀代の論語狂、呉智英の手により、マンガが人生の深遠への入り口に変わる。
目次
筋を通し、主義に殉ずる
洗練された想像力を持った二人
衰退する文学状況を打破
血湧き肉踊る面白さ
虫の小世界に意味を見出す
文学論争を読んで文学観を問いなおす
内面の描写は不可欠なのか
人格の統一性を裏切る局部
釣りの悲しみ
世紀末の挿絵と現代の浮世絵師
人間の本性に測鉛を垂らす
「恋愛強迫症」の流行
女の子本来のやさしさとは…
二十世紀の過激さを超えて
女の真実
不気味さと異国趣味
起源への夢
「劇画」に関わった弟と兄
代用品を超えたポルノ
戦後史の逆説、梶原一騎
単純であるが故に力強く
幸福なる不幸な時代の傑作
新しい技術は時代を変えたか
あの頃が見えてくる
子供たちの日常を切り取る視点
思弁的な面白さ
頽廃文化としての探偵小説
人造女性の悲哀と滑稽
「慰霊」の宗教的根拠
マンガ史の黄金伝説
皮肉と逆説の名銃
職人的な持続力
表現の自由の異端として
被爆の二つの遺書
コドモのセックス
反法治思想の危険な魅力
子である不幸、親である不幸
非現実の恋
失踪漂泊への憧れ
三百年前のキャバ嬢のテク
図式に収斂できぬ悲劇
見えているように世界を見た
壮絶の美を描く戦記
マンガでは表現できない小説
肉体の闘争、権力の闘争
性の錯綜
爛熟した文明に出現した「下流」
現代のちょっと手前
愚かなる青春と倫理
青春を遠い昔として
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