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内容説明
茜台学園高校に通う倉丘奨は、下校途中に同級生で学年トップの才媛桧垣翠子とエトワニア公国貴族出身の国費留学生クリス・シュタイアーが不穏な学生たちに取り囲まれているのを見てしまった。思わず助けに入った奨だが、腕力や荒事に慣れていないためほとんど助けにならないどころか、足手まといになってしまう。追いつめられる3人。ただならぬ雰囲気の中、一陣の風とともに学生たちをなぎ倒す女性剣士…いや木刀を構える矢吹静香先輩が現れた。どうやら陰から見張っていたらしいのだが、いったいなぜ?そのあと奨は学園内の有名人たちから奇妙なテストを迫られる。そして彼女らが口にした〈つばさ〉とは?学園アクション開幕。
著者等紹介
麻生俊平[アソウシュンペイ]
早稲田大学第一文学部文芸専修卒。「ポート・タウン・ブルース」で第2回ファンタジア長編小説大賞準入選。編集者との兼業を経て、現在、専業小説家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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彩灯尋
3
登場人物がそれぞれ魅力的。ただの事故で飛んでくる警察が、ここには来ないの?という場面もあったが、それぞれのキャラの立て方が良かった。これだけいろんな属性の女の子がいるのに、主人公がモテモテハーレムにならないところがとても読みやすい。2016/09/03
エチクレル・マリア
0
全体的に言えることは<つばさ>として組織の必然性が乏しい。親や警察に頼らないとか?魔法や秘密結社のような世間に知られてはまずい理由があるわけでもないし、留学生が攫われて身代金500万とか要求されて主人公は最後に胸をナイフで刺されてるのに警察沙汰にしないの?不良組の目的も、黒幕が同じ貴族側だったとはいえ、クリスの正体を突き止めるためというのも弱い。主人公が攫われて影山麗はちゃっかり逃げたことで翠子と喧嘩したが、言い訳しない男らしさと、翠子が単独で捕まって身を持って認識したあとの仲直りはいい感じ2012/08/06
永山祐介
0
ザンヤルマの剣士なんかでは、シチュエーション的にはラブコメになりそうなのに全くそういう描写にならなかった麻生俊平さんが、こういうのを書いてるのかと思うとなんか不思議な感じ2006/04/26