内容説明
ミステリィのみならず、絵本や詩集、鉄道模型の本など、マルチな創作活動を展開する作家・森博嗣のエッセイ集。「Vシリーズ」のあとがき(書き下ろし)や、書評、文庫解説、趣味等に関するエッセィなどさまざまな作品を所収。本書でしか読めないデビュー前の手紙や新聞不掲載となった原稿「子供には新聞は読ませない」も収録。
目次
第1章 森語り―自作小説のあとがき
第2章 森読書―書評や本に関するエッセィ
第3章 森人脈―作品解説から
第4章 森好み―趣味に関するエッセィ
第5章 森思考―考え方、スタンスに関するエッセィ
特別収録―デビューまえの手紙、高校生のインタヴューに答えて
著者等紹介
森博嗣[モリヒロシ]
1957年愛知県生まれ。某国立大学工学部助教授職の傍ら、1996年『すべてがFになる』で第1回メフィスト賞を受賞して作家デビュー。受賞作をはじめとする「犀川・萌絵(S&M)シリーズ」で一躍人気作家に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ソラ
12
ミステリィのみならず、絵本や詩集、鉄道模型の本など、マルチな創作活動を展開する作家・森博嗣のエッセイ集。「Vシリーズ」のあとがき(書き下ろし)や、書評、文庫解説、趣味等に関するエッセィなどさまざまな作品を所収。本書でしか読めないデビュー前の手紙や新聞不掲載となった原稿「子供には新聞は読ませない」も収録。 2005/10/12
キコ
11
自身の作品の解説をしている前半はネタバレ満載なので、S&MシリーズとVシリーズを読み終わってからどうぞ。後半は交流のある作家の作品の解説など。西澤保彦についての解説は一読の価値あり。スゴイです。土屋賢二氏も絶賛しているけど、私はあんまりツボが合わなかった。萩尾望都に相変わらず心酔しまくって「ぽわ~ん」と人格が変わっちゃってる森先生も必見。作家としても一流だけど、研究者としても一流であるということがわかる一冊。2016/09/03
Humbaba
8
新しい物を作る時に、失敗しないようにするためには既存のものを流用、模倣するのが効率的である。ただし、その効率のために想像力が制限されてしまうという問題もある。頭の中で考えて、自分の計算の結果を信じる。それこそが人の優れた能力であり、物を作る魅力と言えるだろう。2016/02/21
よっぴ
8
エッセイ集。。Vシリーズを中心とした書き下ろしあとがきがいっぱい、他作者の書いた本の為に書いた解説、趣味の事を書いたエッセイなど短めの文章を集めた本です。。小話として面白いし、好きな本を書いてくれる作者のエッセイなので悪く無いです。作者独特に近いシンプルで客観的な物の見方を確認するにも良い機会でした。ライト兄弟を書いている「飛ぶ為の形」は素晴らしかったです。僕はそろそろGシリーズを読み始めようかな♪2014/07/06
chiseiok
8
「非小説作品」三作目読了。ファンブック的な構成で、本文中で作者も云ってたとおり本人よりも森博嗣のことがよくわかった…気になります。ただし自分の好みとしては、『つぶやきのクリーム』かな。次は『臨機応答・変問自在』いきます!一体小説作品にはいつ手を出すのか、自分…(笑)。2013/01/26
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