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内容説明
サン=テグジュペリ没後53年、『星の王子さま』の続編というべき作品がついに登場。
著者等紹介
ダヴィッド,ジャン=ピエール[ダヴィッド,ジャンピエール][Davidts,Jean‐Pierre]
1950年、ベルギーのリエージュに生まれる。1962年、カナダのケベックに移住。生物学を学んだのち、翻訳で修士を取得。十年間、国務長官のもとで翻訳の仕事をした後、フリーランスになり、児童文学作品を十冊以上発表する。なかでも『はい色ねこの物語』は高い評価を得、“デジャルダン賞”を受賞
矢川澄子[ヤガワスミコ]
作家・詩人。1930年、東京に生まれる
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mariya926
105
続編はないだろうと思っていたので図書館でこの本を見つけて、さっそく借りてきました。やっぱり作者が違うのですね。それが分かってしまったので、王子様が違う星を旅しているのも似せていると感じてしまいました。「人間とは妙な生き物よ。自分に服従するものしか認めない。かりにおなじ人間どうしであってもさ。人間にとって、あらゆるもの構成され、秩序だてられ、区分けされ、合理化されなければならんのだ。そんなわけだから、自分たち自身だって扱いきれないのさ。いざ、権力をにぎると、恐ろしい暴挙に走る。驕り高ぶる心を陰にかくしてさ」2019/01/06
パフちゃん@かのん変更
25
サン=テグジュペリのファンが書いた続編。「星の王子様」は「聖書」「資本論」と並ぶ世界3大ベストセラーの一つ。なんでそんなに人気があるのかわからないが、実は私も1冊持っています。不思議な絵と物悲しいストーリー。この続編では王子様の移動方法が「彗星」「流れ星」「隕石」と書かれている。それだけでも原作ほど悲しくない。2013/02/03
KAZOO
11
この作品は、サンテクジュベリへのオマージュなのでしょう。続き物の体裁をとっていますが、この作品は独立しても楽しめます。あまり星の王子様のイメージに囚われてしまうと、不満が出てくるかもしれません。このような作品だと思って楽しむのがいいと感じます。2013/10/19
トムトム
6
オマージュ。本家は超えていない。でも世界中で大人気の本に続編を書こうという勇気はかう。本家は一瞬考えてから腑に落ちる。こちらは表現がストレートすぎて余韻は少ない。でも頑張ったと思う!2019/08/23
いよ
6
星の王子さまの続編とはすごい勇気だな。ぼくも星の王子さまに会いましたよ...とサン=テグジュペリに手紙を書いてるような構成。原作の雰囲気そのままに書かれてるけど、なんだかなぁ...てだんだん興味が失せてきて流し読み^^; 「星の王子さま」て繊細で難しいよね。2011/07/18