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内容説明
現在100万人にのぼるといわれる「ひきこもり」の子どもたち。20年にわたり彼らの家庭訪問を続ける荒井先生による「本当の救済」物語。
目次
バリケード
十三年
チャイム
地球三周分
携帯依存
昼も夜も
変なオジさん
カレーライス
ものまね
先生はふたり
また明日
哀しい記憶
サクラサク
そ、ら。
無法者
精神科医
メールアドレス
今は何も
著者等紹介
荒井裕司[アライユウジ]
「登校拒否の子ども達の進路を考える研究会」代表としてセミナー・講演会・相談会等を開催するかたわら、夜ごとひきこもりの子どもたちを家庭訪問している「東京国際学園高等部」学園長。1947年5月24日、長野県小県郡室賀村生まれ。嫌々ながら通った名門・上田高校を卒業後、71年公立高崎経済大学経済学部卒業。いちどは就職するもほどなく退職し、74年より全人教育を目的とした私塾を開設。高校再受験のための「伸学会予備学校」(79年)、不登校の子どもたちのためのフリースクール「サポートアカデミー」(89年)を経て、92年「東京国際学園高等部」を設立。95年には「代々木カウンセリングセンター」併設。文部科学省主催の「不登校問題調査研究協力者会議」では委員を務めた
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
morinokazedayori
32
★★★★著者は東京でフリースクールの校長をしている。校長としてだけではなく一人の先生として、不登校や引きこもりの子たちと心を通わせ、長い暗闇のトンネルから外の世界へ出ていけるよう手を差し伸べる。苦しんでいる子どもたちがいても、理解ある大人や適切な手助けをできる大人は意外と少ない。著者のように子どもに寄り添える大人が増えれば、たくさんの子どもたちが救われると思う。色々な立ち場の人に理解を持てる大人でありたい。2016/02/28
ほんた
2
白黒写真付きで行間が空いているから読みやすかったです。医者の子供が不登校になりやすのは親が自分の価値や幸せを押しつけているからですね。「優秀さ」「幸せ」とは子供が自分で見つけて切り開いていくからこそ身に付き、価値がつきます。不登校をする子供の多くは親の問題を抱えていることを知りました。「荒井」のようにやや荒っぽいながらも頼れる24時間いつでも子供の所へ駆けつける先生に感動。子供の視点にたつこと、相手の立場にたって一緒に考えることが出来る優しい先生です。2010/03/07
oko
1
誰かが本気でその子をまっすぐに愛することがこんなにその子の人生を変える。一番近くにいる親が、我が子の見つめる先を一緒に見ていない、見えていないケースが多すぎる。わたしの周囲にも、たくさん。ちゃんと一緒のほう、見てよ!って、メッセージ、一番受け止めてほしいひとに、本当は気づいてほしいんだよね… 親が気づかないから、こうして気づかせる人がどうしても必要。この人に会えた子は幸せだね…2015/02/09
くろみ
1
こういう先生が身近にいたら良いな。2013/07/03
B&M
1
なぜ不登校に?どんなきっかけで復活を?現在100万人にのぼるといわれる「ひきこもり」の子どもたちと、荒井先生。2011/04/25