内容説明
誕生後６０年を経てもくり返しドラマ化され、５５００万人の文庫読者を持つ金田一耕助。血。因習。犯人に出し抜かれてあわてる探偵。なぜ我々はこんなにもこの男の物語に惹かれるのか？初めての総合研究本。
目次
金田一耕助の意外と華麗なる人脈
決定版年表 横溝正史＆金田一耕助が歩んだ１００年ちょい
カラーグラビア（あの名場面が蘇る金田一耕助名場面集；死美人写真）
第１章 その人、横溝正史
第２章 金田一耕助の伝説
第３章 小説を読む
袋とじ 主要１０作品犯人・動機・推理
第４章 映画・ドラマの世界
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
那由多
15
小学生の頃家にあった『悪霊島』の上巻を読んだのが金田一耕助との出会いだった。(たぶん親が上巻で挫折したもよう)あれもカドカワで杉本一文さんの装画だった。昨年『獄門島』原作の素晴らしさに震えて以来、DVDレンタルでちょこちょこ鑑賞してます。金田一の名前の由来、角川春樹の少々鼻につくインタビュー、探偵の殺人件数の防御率、ネタバレ袋とじ、横溝作品のあらすじ、映画・ドラマなど、にわかファンの私にピッタリでした。積んでる『悪魔の手毬唄』を崩す日が楽しみです。2019/09/06
ひろ
5
長編はすべて読んでいると思いますが、短編となるとそうではないので、是非、短編も読みたいと思います。2016/12/09
ホームズ
5
金田一耕助の登場した７７の事件のレビューや人間関係図なんかがあって良かった(笑)こんな事されると全部集めたくなってしまいますね(笑)少しですが由利麟太郎や人形佐七のページもあったのも嬉しかった(笑)できれば御子柴進や三津田俊助なんかも欲しかった(笑)2009/03/14
ふう
4
表紙が往年の杉本一文先生！それだけでファン落涙必至だよ（でもデザインはいまいち）。１９７６年のあの大傑作（平成のは無かった事に）の”足”の写真だけで５００円位の価値はある（裏の某俳優の写真で相殺w）。これを片手に映画を観るっていう手軽さはないけど金田一ファンなら持っていて損はない一冊。多少のデータ間違いなんてなんぼのもんじゃいw
みっく
2
再読。表紙の杉本絵や映像・漫画での金田一像（つのだじろうのは…汗）、喜国雅彦による貴重本紹介（大迷宮の表紙がコワい）等々ビジュアル面でも楽しめる一冊。2010/06/20
