内容説明
怪談之怪は、京極夏彦、木原浩勝、中山市朗、東雅夫の四人によって結成された秘密結社である。目的はただ「怪談を聞き、語り、愉しむ」こと。江戸の闇を深く彩った怪談文化を平成の世に復興すべく、今夜も怪しげな宴がくりひろげられる…。
目次
京極夏彦 木原浩勝 中山市朗 東雅夫
ゲスト春風亭小朝師匠 中島らも
ゲスト山岸凉子
ゲスト佐野史郎 山田誠二
ゲスト岩井志麻子
ゲスト露の五郎師匠
ゲスト高橋克彦
佐伯日菜子
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みーすけ
6
(借)山岸凉子さんのお話しでご本人が新築した時の経験が、ダ・ヴィンチで連載中の話しに生かされてます?他、妖しげな怪な話しにぴったりに面子の方々が揃い踏み。2012/07/13
霧子
5
この本が、私の怪談好みの原点です。京極さんの合いの手が、可笑しい。佐伯さんの回など、怪談話のあいまに何度も笑かされました。怪談ってこわいだけじゃなくて、笑えるものであってもいいんだな。久しぶりに読み返して、あれもこれも読みたい本、聞きたい噺の世界が広がりました。2013/06/26
みーすけ
4
これも一度読んでたが、縁あって手に入ったので再読。是非、後日談も入れて文庫とかにして欲しいです。2013/08/10
眉毛ごもら
3
再読。怪談大好きな四人が集まりゲストを交えつつ怪談とはなにかとか、実際に体験した怪談や耳にした怪談などを披露する。新耳袋のお二人と京極先生と東氏なので蘊蓄も凄いし出てくる話も凄い。芸能界の怪談は結構あるあるなんやなと再確認したり、ホラー作家の御大も噺家の御大も怖がりだからこそ書ける噺せると。なお京極先生はあまり怖がらないらしく怪談話を楽しく聞いておられ、博識を駆使して分析してたので作品通りだなと思うなどwwwほとんど皆さん怖がりながらも楽しんでらして語りとしての怪談話は楽しいなあとおもわせられました。2021/11/27
XX
2
毎回癖のあるゲストを呼んで座談会。内容はプチ怪談会のようで思った以上に面白かった。佐野史郎ゲストの時の、TBSドラマで「インスマスを覆う影」を撮影したときに本物らしくしようと小道具に国書刊行会の「ネクロノミコン」からダゴン召喚の呪文を使ったら、呪文を写し終わった途端に二時間どしゃぶりで車に閉じ込められた話を読んで、クトゥルーあなどれないと思った。2025/02/22