内容説明
イースターの前の晩に見る夢は、どんな夢でしょう。あなたがいい子だったら、きっと子鹿の背中に乗って、高く青い空を飛び、野原で遊ぶ子ひつじやうさぎたちに会えるはずです。
著者等紹介
テューダー，ターシャ［テューダー，ターシャ］［Ｔｕｄｏｒ，Ｔａｓｈａ］
１９１５年アメリカ合衆国マサチューセッツ州ボストン生まれ。アメリカで最も愛されている絵本作家のひとりであり、１９３８年の『パンプキン・ムーンシャイン』以来、８０冊以上の絵本を描き、８６歳の今もなお創作を続けている。１８３０年代を一番愛しているというターシャは、ニューイングランドの山の中で、自然と動物たちに囲まれた、１９世紀風の暮らしを送っている
内藤里永子［ナイトウリエコ］
東京外国語大学と早稲田大学大学院で学ぶ
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アナーキー靴下
64
図書館予約でぎりぎり間に合って嬉しい、イースターの絵本(2021年は4月4日らしい)。イースターといえばウサギを連想したり、イースターエッグは知っているものの、キリストの復活祭、と言われても実のところピンと来ない。どんな楽しみかたをするんだろう？ と、読んでみたけれど、この本、イースターの前の晩までの話。なのに、ターシャがイースターをめいっぱい詰めこんでくれた素敵な本のように思える。芽吹きの春、生き物たちが息を吹き返したように活動を始める春。何が飛び出すかわからないワクワク感を楽しむものなんだろうな。2021/04/02
♪みどりpiyopiyo♪
40
イースターには なにがおこるか、だれにも よそうができません… ■クラシカルな絵本を読みました。1940年頃のアメリカの復活祭。1年間いい子にしてたら素敵なことが起きるかも✩⡱ ■イースターに不思議なことが起きる系の物語は初耳ですが、よく考えたら起源からして不思議な奇跡な訳だしね♪ イースターのシンボルがウサギとたまごに固定される前なのかな？ 「イースターうさぎ」の他に「イースターあひる」も登場します。■新しい服を仕立て、ご馳走を用意して迎える春のお祝い。なんだかにっこりなのでした♡ （1941年）2020/04/12
AN
28
［2021年イースター読書会］著者のターシャ・チューダーが子供の頃はこのような牧歌的な雰囲気があったのだろうか。イースターの数日間から当日までの間、子供がわくわくしながらイースターの当日を待つ様子は、読んでいて微笑ましい。登場する動物達は多産のシンボルがちりばめられているが、鹿が何を表しているのかは分からなかったので、ちょっと追及してみたくなった。挿し絵も雰囲気が明るく愛らしい 2021/03/09
りらこ
26
ターシャ・テューダーさんの絵本。絵が可愛いけどリアルを知っている可愛さ。イースターに不思議なことが起こるかもしれませんと読む子がわくわくするような語り口。私がもう何十年も前に教会で卵に絵を描いた、あの時楽しかったな〜という記憶だけでこの本を選択。子どもは喜んで何度も何度も開いていた。卵のこともひよこのことも、ウサギのことも少しずつ出てくる。イースターがどんなものかはみんなわかっている前提で読む絵本なのだろう。知らなくても楽しめるけど。2022/06/02
RX78
25
ターシャ・テューダーさん、ガーデニングの人とばかり思ってた…。有名な絵本作家だったとは。2021/04/04
