内容説明
蒼珠浅黄、１７歳。どこにでもいる、普通の女子高生。今日もいつものように起床し、いつものように学校に出かけた彼女であったが、忘れ物を取りに帰った彼女が見たものは、惨殺された父と弟、そして、宙を舞う母の首―！茫然と立ちすくむ彼女の前に立つ、惨殺者でもある美貌の青年は彼女に告げる―「名前はブルー。職業は“救助屋”だ。―あれは君の家族じゃあない、この世界も本物じゃあない」ひとりの女子高生に秘められた「驚くべき秘密」、それを奪わんとする者とそれを守る者との一進一退の攻防。果たして、どの世界が本物で、どの世界が虚夢なのか！？謎が謎を呼ぶ、スーパーＶＲアクション、堂々の登場。
著者等紹介
菊地秀行［キクチヒデユキ］
１９４９年千葉県に生まれる。青山学院大学卒業後、雑誌記者、翻訳業などのかたわら「推理文学」などの同人誌に作品を発表し、８２年「魔界都市新宿」で衝撃的なデビュー。８３年に「吸血鬼ハンター“Ｄ”」「トレジャー・ハンター」シリーズを開始、圧倒的な人気を博し、その後８５年発表の「魔界行」でベストセラー作家としての地位を確立する。以後、「魔界都市ブルース」「妖獣都市」「魔界医師メフィスト」等、ホラー・伝奇アクション分野で人気シリーズを精力的に発表し続けている。ＳＦ・ホラー映画愛好家としても有名である。日本推理作家協会会員
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