ＭＦ文庫 ドクターレイクの休診日

山田ミネコ

メディアファクトリー（2001/12発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 335p／高さ 15cm
• 商品コード 9784840103947
• NDC分類 726.1
• Cコード C0179

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[眠る山猫屋]

非合法組織・三合法の幹部であるドクターレイク。優秀なタイム・パトロールの小角。不思議な友情が二人を結びつける。そしてレイクの奴隷であるシャドウは、小角のクローンであり、小角の上司エマの恋人。歪な四人の絡み合う運命。ここにレイクが愛した殺人狂のデイジが影を落とす。辛いな～。レイクは組織を乗っ取る冷淡な犯罪者の側面と、小角への友情という二律背反を背負い気も狂わんばかりの懊悩と孤独な時間に責め立てられていて、記憶を消して紀元１３年のベツレヘムへ逃げてみたり。友情に憧れ続けるレイクの悲しい足跡。

2023/06/04

[いくっち＠読書リハビリ中]

一番好きなストーリー。最終戦争シリーズ６冊目、パトロールシリーズ３冊目になります。「ドクターレイクの休診日」「クレイジー・ドリー」「ゴドニー＆アスール・カンパニー」の２冊半分がこの中に掲載されています。このシリーズで誰が好きって、やっぱりレイクなんですよねえ。小角とセラフィムの恋、影とエマの恋も素敵だけれど、レイクとエディラの恋がとても切ないのです。

2002/12/13