内容説明
町田康の語彙、文体、キャラクター、モチーフが溢れた22編からなる作品には、死者たちの現世への哄笑が鳴り響く。
目次
猿ぼんぼん
俺も小僧
飯屋が再び
言わぬが花でしょう
現場のミカエル
国恥記念日
懴悔・腐汁・暴れて射殺
俺は宿屋
俺は走る
天狗ハム〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
更夜
12
この詩集で萩原朔太郎賞受賞。初出は『現代詩手帖』実は学生時代は英詩を専攻なんかしていたので、英語の詩論は音楽理論と一緒で数学的な訳です。ところが日本語の詩となると俳句や短歌ってものがある訳で詩になると難しいのです。もう、この詩集は頭の中で勝手に音楽つけて歌ってしまうのがいいでしょう。下ネタとかドラッグ、セックス、汚い描写はありませんが、血反吐を吐くような苦しみはあります。町田康さんの詩は苦しみを笑い飛ばすのが上手いです。もう、音楽なんでもいいから音つけて!是非。ちなみに私はBGMは青葉市子さんにしました。2015/10/27
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4
「中華料理で舞え」!2017/04/01
かにヴぁ
2
ずんべらぼになてずんずん。2015/12/04
warimachi
1
これで朔太郎賞? はぁ。2019/11/24
noekure
1
底辺を笑い飛ばす醍醐味、作者の真骨頂。いいね!2017/10/29