出版社内容情報
「必死とは、相手がどう指しても詰みを逃れることのできない状態のことを言う。実戦の寄せにおいては、一気の詰みを狙うのではなく、玉の包囲網をせばめて最後は簡単な詰みが受からない形とするのが効果的だ。こうしたテクニックを学ぶのに最適なのが必死問題である。また、必死問題は、王手を掛けるか詰めろを掛けるかの選択がある分だけ、詰将棋よりも手が広く、実戦の終盤により近い。この点からも、必死問題の実戦への応用度は高いと言えるだろう」(まえがきより)。
将棋を指していて、詰ましにいったら詰まず、自玉は安全だったはずなのに駒をたくさん渡したため逆転負け、という経験は誰しもがあることでしょう。「長い詰みより短い必死」という格言もあるように、「必死」は終盤で将棋に勝つための必須テクニックです。「必死」は5つのパターンに分かれます。序章「必死の決まり形のパターン分類」でそのメカニズムをロジカルに学び、実際の問題を通じて必死の形を身につけてください。
最高峰の必死問題があなたの終盤力に磨きをかけることでしょう。
※本書は2019年9月発売の『マイナビ将棋文庫 必死道場』および、将棋世界2025年2月号付録『ミニ必死道場』、将棋世界2019年10月号付録『必至か、否か』、将棋世界2023年9月号付録『必至か、否か2』から206題を選出。一部を修正し、新題2問を加え再構成したものです。
【目次】
序章 必死の決まり形のパターン分類
第1章 1手必死(40題)
第2章 3手必死(74題)
第3章 姉妹問題編(18題)
第4章 必死か、否か(76題)
内容説明
「1手・3手必死」「姉妹問題編」「必死か、否か」。全208題 将棋・終盤力強化の必修科目!
目次
序章 必死の決まり形のパターン分類
第1章 1手必死(40問)
第2章 3手必死(74問)
第3章 姉妹問題編(18問)
第4章 必死か、否か(76問)
著者等紹介
金子タカシ[カネコタカシ]
1961年12月生まれ。東京都出身。1981年第5回読売アマ将棋日本一戦にて史上最年少の19歳で優勝。東京大学将棋部在籍中は主将として2年連続団体戦全国優勝に導く。1989年、第2回アマ竜王戦で優勝。1990年、朝日アマ名人戦で準優勝、1994年アマ名人戦で全国3位などアマ全国大会入賞多数。終盤の体系化に定評があり、特に必死を5パターンで分類する手法などは将棋ファンに大きな影響を与えた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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