出版社内容情報
現代の矢倉戦は、昭和~平成時代のようにお互いが堅陣に組み合う「相矢倉」は珍しくなり、
序盤から主導権を求めて争う「急戦矢倉」が主流になりました。
本書では令和急戦矢倉の基本的な狙いを解説した後、著者独自の研究手をふんだんに交えて、先手の対策を披露しています。
著者は上野裕寿五段。矢倉を原動力に、第54期新人王戦・第14期加古川青流戦で優勝を果たした注目の若手棋士です。
【目次】
序 章 令和急戦矢倉の出だし
第1章 ▲6六歩型
第2章 ▲5六歩型
第3章 ▲4八銀・▲6八角型
第4章 ▲2四歩型(横歩取り型)
第5章 ▲2八飛型
内容説明
新型急戦矢倉の狙いと先手の対策を徹底解説。
目次
序章 令和急戦矢倉の出だし
第1章 ▲6六歩型
第2章 ▲5六歩型
第3章 ▲4八銀・▲6八角型
第4章 ▲2四歩型(横歩取り型)
第5章 ▲2八飛型
著者等紹介
上野裕寿[ウエノヒロトシ]
2003年5月5日生まれ。兵庫県加古川市出身。2015年9月、6級で井上慶太九段門下。2023年10月、四段。2025年3月、五段。2023年10月、第54期新人王戦で優勝。プロ入りから最速記録(31日目)、最短記録(プロ入り後3局目)で棋戦優勝の快挙を達成した。2024年10月には第14期加古川青流戦で優勝。2025年3月、第83期順位戦でC級1組昇級。矢倉を好む居飛車党で、攻守にバランスの取れた棋風(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kenitirokikuti
7
軽く立ち読み。表紙の盤面が基本図である。私が将棋に復帰したとき、覚えていたのは「ノーマル四間飛車+美濃囲い」と「オーソドックスな金矢倉」を組むことだけだったので、後者については『森下卓の矢倉をマスター (NHK将棋シリーズ)』(2009)を読んだのだった。飛車先を突かない新二十四手組、懐かしい…。令和の急戦矢倉は一直線に銀を7七に上げて角道を塞ぎ、飛車先を2五に伸ばす。「飛車先を突くのは不急の一手」という記憶が残っているので戸惑いを覚える。まぁ、最初の一手にどの駒を動かしても悪手にはならないらしいが…2025/08/16