MPエンタテイメント<br> 失失失楽園殺し

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失失失楽園殺し

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  • サイズ 46判/ページ数 272p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784839989385
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

●〇●清涼院流水、嫉妬! 天才たちが織り成すクローズドサークルミステリ!●〇●

天才たちの集まる匣の中の失楽園。
物語、人物、謎、解決……なにもかもが天才的。
作者は、嫉妬するほど大大大天才!
-作家・清涼院流水(『コズミック 世紀末探偵神話』(星海社)著者)

森晶麿の描く世界はいつだって尖っていて、どこかポップで、密かに哀しくて、だからこそ愛おしい。
これは“偉才”が描く“異才”たちの“異彩”のミステリだ。
-作家・南海遊( 『永劫館超連続殺人事件』(星海社)著者)

衒学的な言葉の煙幕の向こう側に見える、驚くべき真相。
「感情」とは、そもそもいったい何なんだ?
-作家・乾緑郎(『機巧のイヴ』(新潮社)著者)

●〇●〇●〇●〇●

最先端の研究者が集まる瀬戸内無境界大学院大学。
アカデミックな孤島に一匹のカエルの死体が現れた時、知の〈楽園〉に崩壊の足音が聞こえだす。
事件解明に乗り出した〈暗号の魔術師〉坂口庵子と〈量子神〉幻月幽香だが、二人を嘲笑うように今度は
舌を切られた研究仲間の死体が密室で発見される──。
さらにはネズミの大量死。予測不能の死、死、死……。
知の〈楽園〉は犯人の手で〈失楽園〉となるのか?
すべての鍵を握るのは究極の問いかけ。

人の感情は本物か、模倣か? 

暗号、量子論、美学、生成AI、流体力学、異種対話…21世紀の知の限界を突き破る境界なき天才たちが
織り成す無数の論理の糸を手繰り、黒猫シリーズの森晶麿がしかけた知の企み。

特異と驚きに満ちたミステリ、ここに開幕!

【編集のおすすめポイント】
解釈とともに世界が開けるような作品を得意とする森晶麿先生。
近年は衝撃的な作品も発表されていますが、
本作は本格ミステリとして、上記を詰め込んでいただいた1冊です。

嵐の最先端研究施設
一人一人が特殊設定ミステリのような天才たち
そして”失楽園”の見立てと、大量死

輪郭もあいまいな事件に挑むのは
〈暗号の魔術師〉坂口庵子と〈量子神〉幻月幽香
ふたりの調査と推理はもちろん、その関係も必見です!


【目次】

プロローグ
第一章:嵐の中、国家の犬の犬の三匹が知恵の実の下一堂に会する
第二章:カエルの死、その暗号性を精査するプロセスで、量子神が降臨する
第三章:ケルビムとは誰か、またそう名付けた者は誰か?
第四章:二十九の大量死とともに失失楽園が始まる
第五章:知恵の実が落ち、果汁が地に溢れて失失楽園が終わる
第六章:観測者が崩壊を起こすとき、別解の公式が現れる
第七章:失失失楽園で、世界の終わりを目撃する
エピローグ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

yukaring

60
「人間の感情は本物か、模倣か?」究極の問いかけにグサリと貫かれるアカデミックミステリ。最先端の研究者たちが集まる瀬戸内無境界大学大学院。様々な分野の天才たちが集う場所で起こるカエル殺し。そして人や大量のネズミと殺しがエスカレートとしていく謎。「知の楽園」は犯人の手で〈失楽園〉となってしまうのか?〈暗号の魔術師〉庵子と〈量子神〉幽香の探偵役コンビがチャーミングだが天才たちの会話劇についていけずに時折苦戦。大胆すぎるトリックが実行可能かのリアリティはさておき、たまにはこういうお話も頭の刺激になって良いかも。2026/09/23

さっちゃん

53
暗号、量子論、生成AI、流体力学など最先端の研究者が集まる瀬戸内無境界大学院大学でカエルの死体が見つかる。〈暗号の魔術師〉坂口庵子と〈量子神〉幻月幽香が事件解明に乗り出すが…。/カエルに続いて人が殺されるあたりまでノリに慣れず苦戦した。理系用語がポンポン飛び交うため半分も理解できたか怪しいが(多分できてない)、会話のテンポの良さで乗り切った感じ。私も「失楽園」といえばミルトンより渡辺淳一しか連想できない不勉強者なので…。それでも解決編は楽しめたし、あとがきも面白かった。私も失失失念読者です。2026/07/17

雪紫

49
コミカルで百合な雰囲気かつコンビ要素はかなりあるんだけど、生成AI、量子学、暗号エトセトラでちんぷんかんぷんなまま、カエルやネズミ、研究者達が密室で殺されて、解決。「薔薇の名前」目指したってこう言うのなんだろうか・・・(言わないとわからない)?多分一番面白く読める(かつ頭に入ってける)のはあとがき。2026/09/13

冬野

12
#公式レビュアー としてゲラを拝読。雪に閉ざされた山荘、ならぬ嵐に閉ざされた大学院大学で起こる数々の事件を〝見立て〟で繙く理系ミステリ。モチーフとしての『失楽園』と、AI技術を含む先端研究の組み合わせが独自性の強い読み味をもたらす。キャラも皆クセ強で、会話は洒脱でほのかにシュール。使われている理系の用語は難解なものも多いが、事件の内容も謎解きも映像的で楽しめた。結末まで読んだ後で序盤に戻ると切なさで胸が塞がる。主役二人の女子バディと残念な眼鏡イケメンの師岡君が好き。あとがきが面白すぎました。星:4.5/52026/07/08

わたー

9
【PR】★☆☆☆☆NotForMe.嵐によって瀬戸内海のとある大学院大学に閉じ込められた学生たち。実験のため飼育されていたカエルが何者かに毒物を注入されて殺されていることから奇妙な事件が続いて…というミステリ。まず、最初から最後まで読みにくい。頭の中に情報が全く入ってこない。特定の分野の研究者の卵、所謂、天才たちが登場しているのだが、その発言が1割も理解できないうえに、自分たちの得意分野の知識をひけらかしているようにしか見えないぐらい、読者である私の理解を置いてけぼりにしている感じがしてなんだかなあ…2026/08/09

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