出版社内容情報
最近、麻雀プロの対局を観る機会が増えました。
ビタ止めで放銃を回避したあとに、山読みを生かしたチートイツでハネマンのツモアガリ。こんなファインプレーを見ていると、「麻雀を打つためには、いろいろなことを覚えなくてはならない」と思ってしまうかもしれません。
でも、それって、本当でしょうか?
猿川真寿プロは「麻雀は娯楽です。勝ち負けにこだわるだけが、楽しみ方ではありません」と述べています。
本来は娯楽なのに、「手出しとツモ切りをすべて覚えておこう」と頑張ってみたり、リーチ合戦に負けたときに「手替わりを待つべきだった」と、結果論にすぎない反省をしたりしていては、麻雀が楽しいものではなくなってしまいます。
本書は「麻雀を楽しむための、心の持ちよう」をテーマにした本です。
たとえば親がホンイツ仕掛けをしていて、自分は上家。他人に気を遣う人は「この牌を切ったら鳴かれてしまいそう。ほかの人に迷惑かな?」というようなことを考えるかもしれません。しかし、「麻雀の打ち方は自由」です。自分の手牌がアガリたい手なら、堂々と手を進めましょうと、アドバイスしています。
もちろん、負けてばかりでは嫌になってしまうので、得意な分野を伸ばす「階段理論」など、猿川プロがお勧めする上達法も紹介しています。
楽しくなければ、麻雀を打つ意味などありません。ぜひ本書を読んで、麻雀を今よりもっと楽しんでください。
目次
第一章 楽しくなければ意味がない(勝たないとつまらない;醍醐味はやっぱりリアル麻雀 ほか)
第二章 細かいことを気にするな(細かいことで勝負は決まらない;1/7ぐらいのミスはミスとカウントするな ほか)
第三章 麻雀はメンタルが6割5分(同じ雀力だと自信のある人が勝つ;人と比べてもなんの価値もなし ほか)
第四章 文化を理解して楽しむ(娯楽と競技をごっちゃにするな;マナーよりモラルを大事にしろ ほか)
第五章 強くなって楽しむ(階段理論;どうしようもないものはどうしようもない ほか)
著者等紹介
猿川真寿[サルカワマサトシ]
1979年4月18日生まれ。静岡県静岡市出身。2001年、日本プロ麻雀連盟に入会。2008年に第17期麻雀マスターズで優勝。2023年6月30日、Mリーグ・2023年シーズンから新参入の「BEAST Japanext」(翌年から「BEAST X」)にドラフト指名されMリーガーに(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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