出版社内容情報
相居飛車の定跡は、AIの発展に伴って進化のスピードが激しくなり、ますます複雑になっています。
本書は、現代の相居飛車において、戦型をまたいで重要となる「▲4五桂(△6五桂)跳ね」「▲2四歩(△8六歩)合わせ」「▲8七金(△2三金)型」「パス合戦」という4つのテーマを詳説し、現代の相居飛車戦を読み解きます。
<序章より抜粋>
本書の目的はこうした通戦型に現れる形を、
「どうして、この陣形が優秀なのだろうか?」
「なぜ、この攻め筋がここでも有効なのか?」と問いかけることにある。
さらに、相似な関係にある局面どうしを比較し、その優秀性や成立条件を明らかにすることで、従来の戦法や手筋に対する理解をより一層深めることを目指す。
また、このようなアプローチを採ることで、各戦型の定跡をタテに見るだけではなく、相居飛車をヨコに見る視点を培うことがもう一つの目標である。
内容説明
「なぜ、この仕掛けが成立するのか?」「なぜ、この陣形が適しているのか?」比較で解き明かす相居飛車のロジック。
目次
序章 本書の概要(現代相居飛車における四つの共通項)
第1章 先手4五桂(後手6五桂)跳ね(角換わり先手4五桂速攻;角換わり腰掛け銀;角換わり以外における桂跳ね事情)
第2章 先手2四歩(後手8六歩)合わせ(相掛かり;横歩取り;珍しい相掛かり)
第3章 先手8七金(後手2三金)型(相掛かり;角換わり)
第4章 手待ちによる駆け引きと千日手の打開(相雁木;角換わり)
著者等紹介
柵木幹太[マセギカンタ]
1998年2月18日生まれ。愛知県西尾市出身。2023年4月1日、四段。順位戦はフリークラス。竜王戦は第37期より6組で参加。名古屋大学工学部卒の高学歴棋士。相掛かりと角換わりを得意とする正統派の居飛車党。本書が初の著作となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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