出版社内容情報
看護学校からの帰りの通学路で交通事故に遭い、意識を失った主人公・藍原剛力。目覚めたときには、体の機能が停止した“屍人”となっていた。“屍人”から人間に戻る方法は、自らを殺めた犯人を糾弾することのみ。探偵の烏丸白檀とともに犯人を探る藍原が突きつけられた“悪意”とは……!? 不意に死が訪れた人間たち自らの死の真相を明らかにするため、烏丸とともに彷徨する連作短編ミステリー。
内容説明
おしゃべりで皮肉屋で奇態、屍人探偵・烏丸白檀、参上!看護学校からの帰りの通学路で交通事故に遭い、意識を失った主人公・藍原剛力。目覚めたときには、体の機能が停止した“屍人”となっていた。“屍人”から人間に戻る方法は、自らを殺めた犯人を糾弾することのみ。探偵の烏丸白檀とともに犯人を探る藍原が突きつけられた“悪意”とは…!?不意に死が訪れた人間たち自らの死の真相を明らかにするため、烏丸とともに彷徨する連作短編ミステリー。
著者等紹介
木犀あこ[モクセイアコ]
1983年徳島県生まれ。奈良女子大学文学部卒。2017年『奇奇奇譚編集部ホラー作家はおばけが怖い』で第24回日本ホラー小説大賞優秀賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
栗山いなり
8
生者と死人の境目にいる『屍人』になった人々と同じく『屍人』の探偵が導くミステリー小説。ダークな世界観の中に込められたエンタメ性が意外と悪くなく、ミステリーとしても楽しめた、今月のダークホース枠と言える作品だった2025/02/16
青
4
★★★★☆3.52025/02/25
猿山リム
0
わたしの6月はゾンビ月間。 死んで甦った屍人は広義のゾンビ判定。 基本構造は限りなく『閻魔堂沙羅の推理奇譚』シリーズに近い。 屍人になるルール、人間に戻るルールが確り読者にも伝えられた中で繰り広げられるので、オカルト設定アリでもミステリとして成立している。 自分を殺した犯人を突き止め、糾弾することで生き返ることができる。 その間、誰かに屍人と気取られてはならないなど制約の中話は紡がれる。 短編3篇収録。 正直ミステリとしてはちょっと強引に感じる部分はあるが、この形式というだけで面白く良作。2025/06/17
kenpapa
0
サクッと読了。探偵の軽いノリはもうひとつ好みでは無いが、ミステリーとして面白く楽しめた。2025/03/11
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