出版社内容情報
「麻雀はゲームの性質上、どうあがいても一定の頻度で後手を踏みます。あらゆる打点要素を無視してテンパイ速度を最大に受けても、配牌とツモという運要素が許してくれません。麻雀で強くなるために身につけるべき数多の知識がありますが、後手を踏んだ際の選択はその中でも最重要なものの一つでしょう」(まえがきより)
本書は「受け」について解説した麻雀の戦術書です。先にテンパイしてリーチをかけるのは理想の展開ですが、麻雀は4人で打つもの。先攻リーチやドラポンを受けた場合は、放銃のリスクを考えながら打牌を選んでいかねばなりません。「2シャンテンはオリ」「高打点で好形の1シャンテンは押し」などの格言はありますが、実際にはもっと多くのことを考える必要があります。
本書の著者で、天鳳位の実績もある「お知らせ」氏は、「押し引きを考える場合、勝負する牌の危険度も重要な要素です。そこを正しく見極めるのが上級者への道でしょう」と述べています。「この牌が放銃するパターンは」というような基本から、「諦めないで打つ方法」というような応用まで、練習問題を交えながら「受け」について解説してくれました。
現状の自分に満足せず、一歩先のレベルに進んでみたいと思う方にお勧めの一冊です。
内容説明
「その勝負牌、本当に押していいですか?」天鳳位が推奨する押し引きの新基準。後手を踏んだときの対応こそが麻雀の醍醐味なり。最善の一打からさあ、反撃開始!
目次
第1章 ベタオリ(ベタオリとは;放銃率とベタオリの優先度;受けの定義;ベタオリの意義)
第2章 リーチへの後手判断の整理(安牌の選択;ほぼ通る牌の押し ほか)
第3章 副露への後手判断の整理(副露における牌の危険度;ドラポン2副露 ほか)
第4章 基準の発展(現物0枚におけるコスト測定;トイツ落とし ほか)
著者等紹介
お知らせ[オシラセ]
1989年9月18日生まれ。神奈川県横浜市出身。東京大学工学部卒。第14代四麻天鳳位(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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