出版社内容情報
イベント企画会社で働く守里は、仕事のことでストレスが溜まり、毎晩なかなか眠れずお疲れモード。
そんな守里はある日、電車を乗り過ごし降りた街で、『ぐっすりカフェ』というカフェを見つける。
夜にしか辿り着けないカフェには記憶がないマスターがいたり、ぬいぐるみが動いていたりと謎がいっぱい!?
ちょっと不思議なカフェを舞台に眠れない夜にお届けする、ほっこり安眠ストーリー。
内容説明
イベント企画会社で働く守里は、仕事のことでストレスが溜まり、毎晩なかなか眠れずお疲れモード。そんな守里はある日、電車を乗り過ごし降りた街で、『ぐっすりカフェ』というカフェを見つける。夜にしか辿り着けないカフェには謎が多いマスターがいたり、ぬいぐるみが動いていたりと不思議がいっぱい!?そんなちょっと不思議なカフェを舞台に眠れない夜にお届けする、ほっこり安眠ストーリー。
著者等紹介
編乃肌[アミノハダ]
石川県出身。2016年に「あなたのドコかに花が咲く」で第2回お仕事小説コン特別賞を受賞。2017年1月にモーニングスター大賞で「余命六ヶ月延長してもらったから、ここからは私の時間です」が受賞。同年3月に「あなたのドコかに花が咲く」を改題した『花屋「ゆめゆめ」で不思議な花束を』(マイナビ出版)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
凛
20
不眠の人だけが訪れることのできる『ぐっすりカフェ』、マスターはおっとりイケメン、給仕係は可愛いぬいぐるみ達というメルヘンチックな設定で、主人公守里をはじめ眠れない人たちがこのカフェにたどり着き、そこでの出来事を通して前向きになるお話。こんな可愛いらしい作品を読むのは久しくなかったので、読み終えて優しい気持ちに。こんな優しいカフェがあったら、私も常連になっちゃいそう。守里とマスターの楓の恋愛要素は唐突すぎ感がありますが、なぜかそれも優しい見守る気持ちになれます。2024/08/19
荒川叶
18
眠れない夜にいけるカフェっていいな。 食べ物やドリンクも睡眠に大切だけど、なによりおやすみなさいの言葉が一番睡眠に効果ありそう。 2024/03/17
彩灯尋
14
不眠症の人だけがたどり着ける、ぬいぐるみたちが真夜中にひっそりと営む不思議なカフェのお話。動くぬいぐるみたちが睡眠に効果的な食べ物やアイテムでおもてなしをしてくれる、とてもかわいい空間にとにかく癒される。寝られない時、少しだけの読書に選びやすい短編集なのも嬉しいところ。イラストもとっても好き。かわいかった。2025/03/31
ふわりん
10
タイトルや表紙イラストから何となく内容も想像がついたけど、そんなまったりほっこりに浸りたいと思って読んでみた。ん〜、ほっこりではあったけどまったりはちょっと違うかも。不思議感しかないカフェなのにお客さんは普通の人たち、しかも皆んなそれほど違和感なく馴染んでる。ファンタジックなような、いやいやぬいぐるみたちのけっこう現実感が漂う雰囲気がとても面白くて、ほぼひと息で読み終わった。でも各章を通じての主人公である守里の抱える仕事の悩みもよくあることだし、それに関わる流れも参考になった。正直、期待以上に面白かった。2024/04/22
Erika
4
不眠に悩む人だけが訪れることの出来る夜限定の不思議なカフェ。おっとりしたマスターとぬいぐるみが給仕をするゆるふわ空間では、安眠に効くおやすみセットが提供される。眠れない時にふらっとたち寄れるこんなカフェがあったら良いな。2024/06/09