出版社内容情報
サバキとは、相手の攻めや追及を無力化することです。具体的に言えば「アタリを打つ方向を変えるだけで10目以上の差が現れる」技術なのです。実戦で活用できるようになれば、劇的に棋力が向上すること間違いありません。
そんな素晴らしい技術ですが、段位者であっても実戦でサバキを正しく打てる方は少ないようです。大きな原因は「多くの状況で石を捨てることが前提」であるからです。石を取られないように守る基本を真っ向から否定する動きであり、抵抗感を覚えるのは正常な反応です。
本書は基礎から応用まで「整形」と「捨て石」の2つのジャンルに分けて学べる構成になっています。
サバキの呼吸を掴んで、捨て石の名人となりましょう。
内容説明
サバキを覚えれば劇的に棋力が向上する!第1章 整形の手筋―アタリにする方向や利き筋を意識する。第2章 捨て石の手筋―ポン抜きに気をつけ、2子以上にして捨てる。
目次
第1章 整形の手筋
第2章 捨て石の手筋
著者等紹介
一力遼[イチリキリョウ]
平成9年6月10日生。宮城県出身。宋光復九段門下。平成22年入段、令和2年九段。平成26年第39期棋聖戦リーグ入り。平成28年第25期竜星戦優勝。第25期阿含桐山杯優勝。平成31年第66回NHK杯優勝。第28期竜星戦優勝。令和2年第45期碁聖戦でタイトル奪取。第46期天元戦でタイトル奪取。第11回おかげ杯優勝。令和3年第68回NHK杯優勝。令和4年第69回NHK杯優勝。第46期棋聖戦でタイトル奪取。令和5年第78期本因坊戦でタイトル奪取。第2回テイケイ杯俊英戦優勝(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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