出版社内容情報
大阪の買取専門ショップで働いていた神楽は、祖父の遺言で彼が経営していた質屋『がらく屋』を引き継ぐことに。
祖父の生前の手紙には、常に閑古鳥が鳴いているお店なのにアルバイトを雇っていたと書かれていた。
雇われた経緯をバイトの千景に聞くと『呪われた肖像画』を質入れし、住み込みで働くことで、少しずつ返済していたそうだ。
しかし更新日に質料を払えず、絵画はすでに質流れしていた。
『呪われた肖像画』を取り戻すまでの期間限定で、千景はそのまま従業員として働き、祖父の家で神楽と一緒に住むことに!?
古びた質屋に持ち込まれる質物をめぐるハートフルストーリー
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
真理そら
51
「古い質屋の女主人」というタイトルの絵はフェルメールっぽいのだろうか。この質屋を盛り返さないといけないだろうからシリーズ化必至、ですよね。2023/11/03
はつばあば
49
まず一番に!。羨ましい・・料理に掃除に洗濯の出来る25歳の男性っていうのが。祖父に会いに行けないほど忙しくしていた孫に遺産としてがらく屋という質屋を残した本当の理由は、この千景じゃないでしょうか^_^;。だって閑古鳥が鳴いているようなお店で、持ってこられる質草がなんともいえない・・トラックに犬。どれだけ広い蔵なんでしょうね(#^.^#)。 2024/04/02
なー
7
主人公が祖父の営んでいた質屋を継ぐという、割とよくありそうな設定なんだけれど、それぞれの過去をしっかり語ってくれるので、有り得ないんじゃない?という設定もすんなり受け止める事ができた。物語に書かれていた物への考え方が好き。物は大切にする程、意思が宿るから、大切な物ほどそれを必要としている人の所へ行く。反対も勿論ある。そして物の価値は人それぞれで同じ物でも自分には宝物でも他人にはゴミかもしれない。こういう風にすべての物に接していきたい。2024/03/28
ゆうひ
4
Kindle Unlimited。パターンはよくある祖父母が亡くなった店に孫が帰ってくるやつ。質屋の知識もちゃんとある若者で面白く読めた。もうちょっとオカルト要素強めが好みだけど。2024/02/22
りんごさん
0
頭が疲れたので簡単なものを 神楽さん、頑張って下さい。2024/05/06