出版社内容情報
本書は依存注入(Dependency Injection: DI)に関する書籍です。
依存注入は関連性のあるパターンや原則を集めたものであり、特定の技術というよりもコードについて考えたり設計したりするための方法です。
依存注入の第一の目的は保守しやすいソフトウェアを構築することです。本書ではサンプル・コードにC#を用いていますが、扱っていることの多くは他のオブジェクト指向プログラミング言語やプラットフォームでも簡単に適用できるようになっています。
・依存注入とは何か? なぜ・どのように使うのか
・疎結合なコードで構築されたアプリケーションの分析・評価
・有用な設計パターン、アンチ・パターンのカタログ
本書は最初から最後まで一貫して依存注入について見ていくのですが、関係する他の原則やパターンについても見ていきます。依存注入について詳しく学ぶことだけではなく、より優れたオブジェクト指向のプログラミングが行えるようになることも本書の目標としています。
本書はドメイン駆動設計やクリーン・アーキテクチャに関する既刊書があまり触らなかった部分にスポット・ライトを当ててくれるような内容にもなっています。設計に関する既刊書を読んだあとに抱えていたモヤモヤしていた部分を、依存注入の観点から明確にしてくれる可能性が本書にはあります。
Manning Publishing: Dependency Injection Principles, Practices, and Patternsの翻訳書
内容説明
依存注入(Dependency Injection:DI)の第一の目的は保守しやすいソフトウェアを構築することにあります。本書は一貫して依存注入について見ていくのですが、より優れたオブジェクト指向のプログラミングが行えるようになることも目標の1つとしています。サンプル・コードにC#を用いていますが、解説していることの多くは他のオブジェクト指向プログラミング言語でも適用できるようになっています。
目次
第1部 依存注入(Dependency Injection:DI)の役割(依存注入(Dependency Injection:DI)の基本:依存注入とは何なのか?なぜ使うのか?どのように使うのか?
密結合したコードで構築されたアプリケーション
疎結合なコードへの変換)
第2部 カタログ(依存注入のパターン;依存注入のアンチ・パターン;コードの嫌な臭い(code smell))
第3部 純粋な依存注入(Pure DI)(オブジェクト合成(object composition)
オブジェクトの生存期間(lifetime) ほか)
第4部 DIコンテナ(DIコンテナとは?;DIコンテナ:Autofac ほか)
著者等紹介
ヴァン・ドゥールセン,スティーブン[ヴァンドゥールセン,スティーブン] [van Deursen,Steven]
.NETを用いた開発を行うフリーランスの開発者兼アーキテクトのオランダ人です。彼のソフトウェア業界での経験は2002年から始まります。彼はオランダのナイメーヘン(Nijmegen)に住んでおり、コードを趣味で書きつつ、それを職業としています
シーマン,マーク[シーマン,マーク] [Seemann,Mark]
デンマークのコペンハーゲン(Copenhagen)に住んでいるプログラマー兼ソフトウェア・アーキテクトであり、カンファレンスにもよく登壇しています。彼は1995年からソフトウェア業界で働いており、2003年からテスト駆動開発(Test‐Driven Development:TDD)を始めるようになりました。そして、そのキャリアの中の6年間にはMicrosoftとコンサルタント、開発者、アーキテクトとして働いた経験も含まれています。現在、Markはソフトウェア開発に携わっており、コペンハーゲンで働いています
須田智之[スダトモユキ]
15年近くいくつかのSI企業の社員として働いたのちに独立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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