出版社内容情報
時は明治。突如、人間や吸血鬼を無差別に襲う吸血鬼の変種『羅刹鬼』が現れる。
『羅刹鬼』に対抗するために、人間と吸血鬼を組にして、誓約を結ぶ『血誓』という方法が編み出される。
血誓を結び、魂と感覚を共有することで、それぞれの能力を高め『羅刹鬼』と互角に戦う力を得ることができる。
千秋家の腕利き吸血鬼・紫蜂は四乃森家当主・紅蝶と血誓を交わし、少女のもとに嫁ぐことに――!?
内容説明
時は明治。突如、人間や吸血鬼を無差別に襲う吸血鬼の変種『羅刹鬼』が現れる。『羅刹鬼』に対抗するために、人間と吸血鬼を組にして、誓約を結ぶ『血誓』という方法が編み出される。血誓を結び、魂と感覚を共有することで、それぞれの能力を高め『羅刹鬼』と互角に戦う力を得ることができる。千秋家の腕利き吸血鬼・紫蜂は四乃森家当主・紅蝶と血誓を交わし、少女のもとに嫁ぐことに―!?西洋嫌いな吸血鬼と男勝りな少女の明治吸血鬼浪漫譚。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
イカまりこ
6
吸血鬼モノが読みたくて続けて読んでる。これはサブタイトルで惹かれるな。使命と爵位を持つものの家族を亡くし一人になった少女の元に一族を守るため契約で婿に来る吸血鬼。しかも二人は共通の吸血鬼を探してて。長い命を得た吸血鬼だけど、その心には孤独を抱えてて自分を制御できなくなってしまうとか、一緒にいるのは契約したからだからとか、王道の展開だけど楽しく読めた。異国かぶれと異国嫌いのキャラ立ても面白かった。二人とも人としていい子で応援したくなるキャラ。因縁の相手も心境を思うと憎みきれない。吸血鬼って悲しい種族だ。2025/05/09
てみさま
5
テンポ良く進んでいく物語がとても分かりやすく、まるでコミカライズやアニメを見ているかのようだった。『鬼滅の刃』とか『薄桜鬼』が、ふっと頭に浮かんだ。紅蝶が紫蜂に「顔が好み」「一目惚れ」って、しれ〜っと告白してて笑えた。2024/01/09
瀬々
3
大柄な異形と少女という組み合わせが三度の飯より好きなので非常に楽しく読みました。紅蝶が虚勢を張っている所は痛ましさもあり、切なかったです。紫蜂も大変味わい深く、この巻だけできちんと話は収束しているのですが、二人の生活や戦いをもっと見たいので続刊が出てほしいなあと思います。2024/05/09