出版社内容情報
「囲碁は好きだけど、読むのは嫌い」
囲碁ファンには、意外とこういう方が多いようです。とはいえ、読まないと勝てないから、仕方なく先を読んでいるわけですね。
読みの力が囲碁の基礎体力になることは事実です。でも、数十手先を正確に読むことは、人間にとって至難の業。読みの量に比重を置いて、一局を最後まで打ち切りましょうというのは、あまりお勧めできる方法ではありません。
本書では読みを省略できるようになるための本で、接近戦で生じる「よくある形」を紹介しています。これらを覚えてしまえば、「知識」で戦うことができるようになるでしょう。もちろん周りの配石が違えば打ち方も変化することがありますが、基本的な打ち方を知っておけば大丈夫。きっと、有利に戦いを進めることができるはずです。
ぜひ本書を読んで、囲碁で勝つ楽しさを味わってください。
内容説明
盤上は戦場なり!いつでもどこでも戦いは始まる。実戦に出てくるよくある形を覚えよう!
目次
第1章 ダメの数で見る接近戦の基本知識(ダメヅマリで危険度を図る基本知識;ダメの少ない石の複合形)
第2章 覚えるだけで得をする接近戦の打ち方(コスミツケに利かされない手法;カカリの石からバランスの取れたサバキ方;模様の接点に打つ前の手続き ほか)
第3章 読みなしで模様を攻略する方法(カタツキか打ち込みかの判断方法;カタツキでも深入りになる場合;完成した模様は打ち込み厳禁 ほか)
著者等紹介
宮岸黎明[ミヤギシレイメイ]
1997年12月31日生まれ。円田陽一七段門下。アマチュア八段格。13歳から棋士を目指して修業に励む。プロ棋士を目指しながら、2017年にブログ「囲碁は好きですか?」を開設。2018年に「みやれー」名義でYouTubeの配信を開始。2019年棋士採用試験で3位(次点)となり、入段はならず。以降はオンラインサロンを開設して指導碁やオリジナル記事の配信を行うなど、指導と普及に力を注ぐ。2023年4月より、「囲碁サロン シトラス」の席亭(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。