出版社内容情報
「四間飛車は攻守のバランスがよく、4筋の歩を突くと飛車角が一気に働いてくるのが特徴です。ただし、自分が振り飛車を指し始めた頃は、美濃囲いに囲った後の攻め方がわからず、堅さを頼りに無理矢理攻めて駒損になったり、飛車角を抑え込まれてうまくいかなかったりすることが多かったです」
これはまえがきからの抜粋ですが、同じような経験をしている方が多いのではないでしょうか。
本書は宮本広志五段が「初段を目指す方が読んで役に立つように」と意識して書かれた、四間飛車の戦術書です。
基本的な駒組みを解説したあとに、「四間飛車から攻める形は」、「いろいろな急戦への対応」、「居飛車穴熊と左美濃に対抗するには」、「対右四間飛車」といった感じで、勝つためのコツを詳しく丁寧に解説しています。
「これにて振り飛車よし」で打ち切った後の指し方についても、第3章の終盤編で補足してくれました。
必ず覚えてほしい大事な部分は太字にするなど、著者のこだわりが詰まった一冊です。ぜひ本書を読んで、初段の壁を突破してください。
内容説明
振り飛車で勝つための考え方がよくわかる!攻められた筋に飛車を動かす。囲いは美濃から高美濃へ。寄せ合いは守りの金を狙う。指し方のポイントをわかりやすく解説しました。これであなたも有段者!
目次
第1章 四間飛車の序盤(角道を止める四間飛車 序盤の駒組み)
第2章 四間飛車の中盤(基本的な方針と囲いの特徴を覚えよう;仕掛けの形を覚えよう;居飛車からの急戦に対応しよう;持久戦編 対左美濃;持久戦編 対居飛車穴熊;右四間飛車への対応)
第3章 終盤編(終盤の戦い方について)
著者等紹介
宮本広志[ミヤモトヒロシ]
1986年1月27日生まれ、和歌山県西牟婁郡上富田町出身。1999年6級で奨励会入会。森安正幸七段門下。2014年4月1日、四段。2016年3月、五段。奨励会三段時に出場した第1期加古川青流戦で準優勝。第74期順位戦でC級1組へ昇級(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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