出版社内容情報
シマリとは囲碁の堅い守りのことを指します。シマリを打たれたら、そこはもう相手の陣地と思われる方も多いのではないでしょうか。
しかし手段は残っており、陣地を荒らすことができたり、小さく囲わせて厚みを築くことができます。
まずは4つのシマリの特徴を解説して、それぞれの攻略法をわかりやすく伝授していきます。
序章 4つのシマリ
第1章 大ゲイマジマリ
第2章 一間ジマリ
第3章 二間ジマリ
第4章 小ゲイマジマリ
内容説明
シマリは確定地ではありません。それぞれのシマリの特徴と仕掛け方を解説。すぐに使えて勝率大幅アップ!
目次
序章 4つのシマリ
第1章 大ゲイマジマリ
第2章 一間ジマリ
第3章 一間ジマリ
第4章 小ゲイマジマリ
著者等紹介
鶴山淳志[ツルヤマアツシ]
昭和56年(1981年)8月31日生。熊本県出身。趙治勲名誉名人門下。平成11年入段、同11年二段、12年三段、13年四段、15年五段、17年六段、22年七段。令和元年八段。日本棋院東京本院所属。YouTube「つるりんチャンネル」主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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夜間飛行
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最近はプロの碁でもAI流が目立ち、そこではシマリの攻防が鍵であるように見受けられる。本書は難しくて、解説と図を目で追うのがやっとだったが、今一番知りたいテーマでもあり、眺めるだけでよい勉強になった。そもそもシマリは敵の石が二つも先着し、10目強の地を持っている。だから例えば捨て石をして18目作らせても、外側に8目の価値の勢力を作れば互角なのだ。変に得をしようとするよりも、互角の進行のどれを目ざすかが大事である。外勢を張るか、小さく生きるか、味を付けて様子を見るか、いずれにしても碁盤を広く見る目が問われる。2022/12/17