出版社内容情報
近年のブームで新たにコーヒーに目覚めた方も多いと思いますが。
コーヒーは何かと蘊蓄を語られることが多く、
「面倒くさいもの」と思われる面があるかもしれません。
実際、非常に奥の深い嗜好品ですから、コーヒー道とか、抽出とは、焙煎とは……
などと論じられたりしますが。
本書は「コーヒーハンター」と呼ばれ、コーヒーの普及に人生をかけ続けている筆者が、
「コーヒーをみんなで楽しく気軽に飲めるように」という願いから、
初心者の皆さん向けに書いた初めての一冊です。
とはいっても単なるハウツー本ではなく、コーヒーがどのようにしてあなたの元にたどり着いたのか、
どうしたらもっと美味しいコーヒーが飲めるのかなどを語り、
コーヒー好きの初心者の皆さんの参考にしていただける本になっています。
筆者の本分である、未知のコーヒー品種を探すコーヒーハンティングは、
まさに地理と歴史への理解から始まります。
宗教とヨーロッパの列強がコーヒーを広めた経緯があることなどを知ることで、
コーヒーへの理解が深まります。
また昨今のSNSの発展で、誤った情報が伝播していることが気になります。
業界内でも、品種や精選の誤解、また長らく誤用されている言葉などもあり、
それらの誤解・誤用を解くべく正しい知識を解説します。
内容説明
近年のブームで新たにコーヒーに目覚めた方も多いと思います。本書では、「コーヒーハンター」として世界を駆け回る筆者が、はるか海の向こうのコーヒー生産の実情からあなたの目前にあるカップの中のコーヒーまでがどのようにしてできているか、どうしたら本当に美味しいコーヒーが飲めるのかなどを語ります。コーヒー好きの初心者の皆さんがもっと楽しくコーヒーを味わうための一冊になっています。
目次
第1章 本当に美味しいコーヒーとは
第2章 知っておきたい!美味しいコーヒーの淹れ方
第3章 コーヒーが焙煎ばかり語られがちになる理由
第4章 コーヒーの品質はイチにもニにも豆次第
第5章 本物のコーヒーは苦くない、酸っぱくない
第6章 コーヒーはワインと同じようにフルーツである
第7章 SDGsがコーヒーの品質を上げ、市場を変える
第8章 コーヒー文化の成熟はこれから
付録 知っておきたいコーヒー用語事典
著者等紹介
Jos´e.川島良彰[ホセカワシマヨシアキ]
1956年静岡県生まれ。1975年中米エルサルバドル国立コーヒー研究所に留学し、コーヒー栽培・精選を学ぶ。大手コーヒー会社に就職。ジャマイカ、ハワイ、インドネシアで農園開発を手掛け、マダガスカルで絶滅危倶種の発見と保全、レユニオン島では絶滅したといわれた品種を探し出し、同島のコーヒー産業復活を果たす。2007年に同社を退職後、日本サステイナブルコーヒー協会を設立し、2008年に株式会社ミカフェートを創業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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市川翔太
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