出版社内容情報
書店にまつわる14編のアンソロジーです。
水城正太郎
神野オキナ
鳩見すた
溝口智子
桔梗楓
杉背よい
編乃肌
矢凪
楠谷佑
那織あきら
鳴海澪
零谷雫
大田ヒロアキ
快菜莉
内容説明
本との出会い、人との出会い、書店であった14編の物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひらけん
13
良い話ばかりでした。何回も泣きそうになってもうたやんか。中でも「風が吹き抜ける書店」の、何気ない出会いが運命を変える事もある。この言葉は印象に残っている。「月刊たかしくんをつくる」も良かった。本には色んな知識が散りばめられている。たかし君が言った、好きや面白いを知る事が出来た。この言葉はよく分かるな。本は文字ばかりだけど、色んな人の人生に触れる事が出来る。昔、会社の人が本を読んでも仕事の役には立たないと言われた時「確かに仕事には何の役にも立たないかもしれないが、人生の役には立つよ」と言った事を思い出したな2023/01/09
Ayakankoku
11
短編集。書店に足を運びたいという思いが募る作品ばかり。2022/04/10
華形 満
5
タイトル通り書店に纏わる14編のショートショート集。泣ける話というのには今一歩足りないストーリーが多かったが、交通事故が引き金となった人間模様の機微がこの少ないページ数に見事に凝縮された構成の「レオ・レオニとソーダ」は秀逸だった。この1編だけでも読む価値ありと思える。2022/02/14
こたま
2
いろいろな背景が見え隠れする作品が並ぶ。特に「月刊たかしくんをつくる」は…。発達障害というワードこそ出てこないものの、そうなのは明らか。恐らくはグレーゾーンの。でも母親と書店主の思いは、本当に「たかしくん」を作り上げた。ちょっと遠回りはしたけれど、この選書はたかしくんの成長記だ。2023/01/16
Enju35
1
4作か5作泣きました!2022/11/18