出版社内容情報
現代将棋は後手番が苦しい、ということが言われて早幾年。その間さまざまな戦法が指されては消えていきました。そんな中、定着しつつある戦法のひとつが古くからある戦法、雁木。
江戸時代からある雁木はAI時代の新工夫もなされて、矢倉に並ぶ代表的な戦型のひとつとなりつつあります。
本書では後手番の雁木に重点を絞って、豊富な攻め筋を解説。先手からの速攻も進歩してきていますが、いろいろな形で応用が利くようなカウンターをご紹介しています。
戦型の奥深さにふさわしい、412ページの圧倒的なボリュームも魅力。本書を読んで、後手番の選択肢に新型雁木を加えてください。
内容説明
雁木―古くて新しい戦法の現在地。後手番で強く戦うための最新研究。
目次
序章 雁木の歴史
第1章 雁木対矢倉(角交換型;先手早囲い ほか)
第2章 雁木対先手3七銀(先手8八銀型;先手7八銀型 ほか)
第3章 旧型雁木
第4章 対腰掛け銀(先手2五歩型;先手2五歩保留型 ほか)
著者等紹介
佐藤和俊[サトウカズトシ]
1978年6月12日、千葉県松戸市生まれ。1990年、6級で奨励会入会(加瀬純一七段門下)。2003年10月四段。2019年10月七段。第2回、第3回朝日杯将棋オープン戦ベスト4。第66回NHK杯将棋トーナメント準優勝。竜王戦は1組に在籍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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