出版社内容情報
楠谷佑[クスタニ タスク]
著・文・その他
スオウ[スオウ]
イラスト
内容説明
怜の勤務先が恩海警察署から県警本部に変わって一か月経ったある日、彼のもとに大きな事件が舞いこむ。音野市内の中学校で教員が亡くなり、事情聴取をするなかで被害者が死に際に犯人を示す言葉を残していたことがわかった。しかしそれは、怜も知っている人物の名前だった…。掃除・洗濯・謎解きなんでもこなす優秀な家政夫の光弥が同居人の刑事の怜とともに難事件を綺麗に解決!待望の家政夫ミステリー第四弾!
著者等紹介
楠谷佑[クスタニタスク]
富山県富山市生まれ。高校在学中に、『無気力探偵~面倒な事件、お断り~』(マイナビ出版刊)で商業出版デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
真理そら
51
これで完結ということはないですよね。綺麗な男の子がいっぱい登場するのにBLではなく、個性的な女の人が登場しても恋愛ものではなく、家政夫くんの相棒は刑事なのに警察物でもない、なんとなくゆる~い推理物なのに事件はわりとシビア。独特な雰囲気が魅力的なシリーズ、続きが読みたいです。2022/11/25
みどり
10
ちょっとだけ、私生活の部分で世間から、という表現もありましたが、「家族ではないけれど、家族のような存在」ということ、光弥のお母様のことなど、全体に影響はないけれど、物語ではちょっとしたキーになることも出てきました。 これからも、いいコンビ?で、事件を解決してほしい。2022/09/07
sugar&salt
7
シリーズ4作目。どの話も予想外の人が犯人でミスリードにまんまとハマってしまうww 1章のダイイングメッセージも違う言葉を意味してるんだろうなと思ったら、そのままの意味で。光弥の謎解きを読んでなるほどー!ってなった。2023/12/10
イカまりこ
7
KU 完結したと思っていたので新刊出て嬉しいし、まだ続きそう。一緒に謎解き気分で楽しかったのはダイイングメッセージの話。文法間違いのWho are me.を思いついて恥ずかしくなったw 事情聴取の時の勘で思ったのと犯人は一致。いい人ほど早く逝っちゃうのよね。匂わせインフルエンサーの話は、まさかそんな思惑があっての証言だったのかって驚いた。見た目と中身のギャップは素敵な時もあるけど、それに自分が負けちゃダメね。反抗期の話は親子の絆が深まるいい結末。次回は同居を問題視する警察と怜側の話がもっと読みたいかな。2022/11/13
あずとも
5
掃除・洗濯・謎解きまでもこなす優秀な家政夫の光弥が同居人の刑事の怜とともに難事件を解決するシリーズ4弾。大切な人との時間は有限という言葉は重く、SNSの怖さも思い知る。メインではない人物からの視点で描かれているSSも非ミステリだけれとよかった。2022/08/27