出版社内容情報
Cyberjutsu(サイバー術)は、古代日本の忍術の教科書:万川集海、義盛百首、正忍記を分析し、忍の技術、戦術、手順から今日のセキュリティ課題を考察し適用させた、サイバーセキュリティの実践フィールドガイドです。
忍者の巻物:忍者が使用していたツール、テクニック、方法論の紹介
サイバーセキュリティ:忍者の概念が私たちに教えてくれる現在のサイバーセキュリティついて
自ら実践:サイバー攻撃の脅威から組織を守るためにできる実用的な手順
城塞理論の思考訓練:忍者とサイバーセキュリティについて学んだことを使って、脅威を解決する演習
セキュリティ標準 NIST 800-53:推奨されるセキュリティ設定と仕様のチェックリスト
最新のサイバー脅威に対抗するため、古の教科書から学びとり・実践しよう。
内容説明
Cyberjutsu(サイバー術)は、古代日本の忍術の教科書:万川集海、義盛百首、正忍記を分析し、その技術、戦術、手順から今日のセキュリティ課題を考察し、適用させたサイバーセキュリティの実践フィールドガイドです。
目次
ネットワークのマッピング―将軍は、これらの地図を用いて城の守り方や攻め方を検討することができる。
特別の注意を払ってガードする―強力な要塞を有する城であっても、入隅には特別の警戒を払って警備すべきである。
鎖国セキュリティ―部外者を考え無しに受け入れていると、敵の忍が部外者を装って侵入し、内部から情報を得ようとするかもしれない。
識別チャレンジ―刻印や合言葉、証明書を識別する方法は古くから存在するが、新たな方法を発明して入れ替えていかない限り、敵はよく似た偽物を用いて侵入を果たすだろう。
二重封印パスワード―時には、これらの合言葉とともに、鼻をつまんだり耳を押さえるなどの一連の合図を使用する必要がある。
侵入時間―丑の刻まで待ったところ、忍者は護衛が眠りに落ちているのを確認した。何もかもが完全に静かで、火は消えており、すべてが暗闇の中に残されていた。
時間情報へのアクセス―攻撃は遅れることなく、早まりもせず、完全に時間通りに開始すべきである。
ツール―忍器を用いる際には、必ず風が鳴っている時を選ぶことで一切の音を隠し、また常に回収することを忘れてはならない。
センサー―昼夜を問わず、遠距離の監視を行う斥候を出すべし。
橋と梯子―とりわけ忍者の梯子を用いるならば、どれほど高く険しい壁や堀をも越えることができるだろう。〔ほか〕
著者等紹介
マッカーティ,ベン[マッカーティ,ベン] [McCarty,Ben]
サイバーセキュリティのスペシャリスト。NSA(米国国家安全保障局)の元開発者として情報機関や国防総省で使用されるサイバー対策ツールを作成。米国陸軍のネットワーク戦大隊に所属し、米国陸軍史上初の完全な資格を持つサイバー戦専門家(35Q)となる。現在はワシントンを中心に、量子セキュリティ研究者として活躍している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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