出版社内容情報
AIの影響によって新しい打ち方が続々と生まれています。
しかし、変わっているのはあくまで手段で、本質の部分はほぼ変わっていません。
本書では下記に分けてその本質に迫っていきます。
第1章 作戦・構想の立て方
第2章 石が競ったときの考え方
第3章 羽根流囲碁の考え方
第1章と2章はアマチュアの碁を題材に、羽根九段が講評していく形で解説していきます。
1章は「布石においての石の方向」「一段落後にどこに向かうか」などから「弱い石をどう攻めるか」といった構想力を解説していきます。
2章は「石の攻め方」「模様に突入してきた相手の対処法」など、接近戦での戦い方を解説しています。
第3章は羽根九段の碁が題材です。
AI全盛の時代に、羽根九段は自身の打ち方を貫き通し、2019年には碁聖のタイトルを獲得しました。
しかし羽根九段は「AIを参考にしている部分もある」と言います。
羽根九段が貫く考え方とAIを参考にしている考え方を見ていくことで、囲碁における重要な考え方とは何かを解説していきます。
目次
第1章 作戦・構想を立てる(打つ手の意味を考える;三々に対してどちらからオサえる?;変化を考える ほか)
第2章 石が競ったときの考え方(大場か戦いか;連絡すべきかどうか;模様の接点 ほか)
第3章 プロの実戦から学ぶ(攻めの止めどきの見極め方;相手の考えを予想して方針を決める)
著者等紹介
羽根直樹[ハネナオキ]
昭和51年生まれ。三重県出身。日本棋院中部総本部所属。九段。平成3年入段。14年九段。13年、七大タイトルである天元を獲得。15年天元位3連覇。16年棋聖獲得。20年本因坊獲得。23年碁聖獲得。27年王冠戦5連覇達成。令和元年碁聖獲得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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