出版社内容情報
日本の古都・京都を舞台にした12編の心にしみるアンソロジーです。
【一部あらすじ】
京都で『ぬい旅』/編乃肌
伏見稲荷大社に「ぬい旅」。千本鳥居を抜けた先で起きた小さな奇跡とは?
不味い大福売りの男/溝口智子
京都の甘すぎる大福を売り続ける陰鬱な毎日。そこに一つの出会いが訪れて……
サエコとシノブ/桔梗楓
美大に入学した紗子、学内で孤立する京都出身のしのぶに、なぜか惹かれていき……
たかだか百年/天ヶ森雀
「そうだ、京都に行こう」の一言で始まった小旅行が百年の時を超える旅になる。
しづ心なく/那識あきら
今も忘られぬ常寂光寺。桜の花びらが舞い散る中、二人はあの日を振り返る
【ほか7作品収録】
『そこにあなたという道標、そして縁』ひらび久美/『めぐるめぐるコンパス』貴船弘海/『京都仮想現実同窓会』神野オキナ/『思い出は本棚の中』杉背よい/『綺麗な言葉の裏側は』朝比奈歩/『ぶぶ漬け食べに、京都行こう』矢凪/『人形流し』鳴海澪
内容説明
『京都で『ぬい旅』』―伏見稲荷大社に「ぬい旅」。千本鳥居を抜けた先で起きた小さな奇跡とは?『不味い大福売りの男』―京都の甘すぎる大福を売り続ける陰鬱な毎日。そこに一つの出会いが訪れて…『サエコとシノブ』―美大に入学した紗子、学内で孤立する京都出身のしのぶに、なぜか惹かれていき…『たかだか百年』―「そうだ、京都に行こう」の一言で始まった小旅行が百年の時を超える旅になる。『しづ心なく』―今も忘られぬ常寂光寺。桜の花びらが舞い散る中、二人はあの日を振り返る。ほか7作品収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
シナモン
159
京都にまつわる心温まる12の物語。「めぐるめぐるコンパス」時代を越えたロマンを感じました。「京都仮想同好会」こんなご時世ならではのお話。でもやっぱり実際に行ってみたいな。「思い出は本の中」一番ぐっときました。母の愛は深いですね。一編が短いのでさらっと読めました。2021/02/05
ひさか
16
2021年1月マイナビ出版ファン文庫ティアーズ刊。書下ろし。京都と泣けるをテーマにした12編の短編集。泣けるシリーズのうちの一つ。気の利いた話もあれば、他愛ない話もあり、気楽に読みました。気楽過ぎて、記憶に残らないです。2021/06/06
hotate_shiho
5
京都、いいなぁ。京都に行きたくなるお話がいっぱいでした。2021/01/17
まり
4
図書館本。泣けると言うよりも京都が舞台だったので読んでみようと思って借りた本だったんだけど…結構、こうなるんだろうなぁ〜って言うのが予測できる作品も多く…泣かそうとしている感じもあって…ちょっと私には微妙。「綺麗な言葉の裏側」は、わかりやすい京都ならではで、面白かったかなぁ〜と思う。2021/05/30
通勤快読
0
京都を舞台にしたアンソロジー12話。良さげなおはなしをサクッと読める。「ぶぶ漬けでもどうどす」など京都人の精神が一般的に誤って広まっているのは本当に残念…2025/01/16