出版社内容情報
「チーム康光」。それは第3回アベマTVトーナメントで誕生した奇跡のチーム。
互いにトップ棋士としてタイトル戦でもしのぎを削った佐藤康光、谷川浩司、森内俊之の3人がチームメイトとして団体戦を戦いました。
一般的に若手有利と言われる早指し棋戦ですが、レジェンドたちの実力はやはり本物。予選を勝ち抜き、本戦一回戦も勝利。優勝候補の筆頭と目されたチーム永瀬との準決勝にまで駒を進めたのです。
将棋の対局の素晴らしさでも魅せてくれたチーム康光ですが、将棋ファンを驚かせ、狂喜させたのは何と言っても3人によるツイッターの開設でしょう。最もSNSから縁遠いと思われていた神々が地上に降りてきたことで、大きな話題になりました。
合計700に及ぶツイートは詰将棋あり、講座あり、笑いあり、涙あり。チーム康光メンバーの意外な一面も垣間見える素晴らしいものでした。
本書ではチーム康光の全ツイートに加え、本書のためのスペシャル鼎談を収録したものです。
歴史の一点で交わったレジェンドたちが残してくれたギフト。
将棋ファン必携の一冊です。
内容説明
将棋ファンを熱狂させたドリームチーム。彼らはどう戦い、何を残したのか?スペシャル鼎談+全ツイート収録。
目次
序章 再会
第1章 開設
第2章 前進
第3章 初陣
第4章 突破
第5章 本気
第6章 惜別
著者等紹介
佐藤康光[サトウヤスミツ]
九段。永世棋聖資格者。1969年10月1日生まれ。京都府八幡市出身。1981年、小学生将棋名人戦3位。1982年12月、6級で田中魁秀九段門。1984年、関東奨励会に移籍。1987年3月25日、四段。1990年6月16日、第9回早指し新鋭戦で棋戦初優勝。同年7月12日、第31期王位戦でタイトル初挑戦。1993年12月10日、第6期竜王戦で初タイトル獲得。1998年6月18日、九段。2006年7月5日、第77期棋聖戦で永世棋聖資格獲得。2011年4月、日本将棋連盟棋士会会長。2017年2月、日本将棋連盟会長。同年4月、紫綬褒章を受章。同年7月28日、通算1000勝で特別将棋栄誉賞。タイトル戦出場37回、獲得は竜王1、名人2、棋王2、王将2、棋聖6の合計13期。棋戦優勝12回
谷川浩司[タニガワコウジ]
九段。十七世名人資格者。1962年4月6日生まれ。兵庫県神戸市出身。1973年4月、5級で若松政和八段門。1976年12月20日、四段。1979年2月7日、第2回若獅子戦で棋戦初優勝。1983年6月15日、第41期名人戦でタイトル初挑戦、初獲得。1984年4月1日、九段。1992年2月28日、第41期王将戦で史上4人目の四冠に。1997年6月11日、第55期名人戦で十七世名人資格獲得。2002年7月13日、通算1000勝で特別将棋栄誉賞。2009年4月、日本将棋連盟棋士会会長。2011年5月、日本将棋連盟専務理事。2012年12月、日本将棋連盟会長。2014年11月、紫綬褒章を受章。タイトル戦出場57回、獲得は竜王4、名人5、王位6、王座1、棋王3、王将4、棋聖4の合計27期。棋戦優勝22回。将棋大賞は最優秀棋士賞5回、特別賞3回、升田幸三賞、名局賞など多数
森内俊之[モリウチトシユキ]
九段。十八世名人資格者。1970年10月10日生まれ。神奈川県横浜市出身。1982年、小学生名人戦3位。同年12月、6級で勝浦修九段門。1987年5月13日、四段。同年10月23日、第18期新人王戦で棋戦初優勝。1996年4月11日、第54期名人戦でタイトル初挑戦。2002年5月17日、第60期名人戦で初タイトル獲得、同日九段。2007年6月29日、第65期名人戦で十八世名人資格獲得。2011年4月21日、通算800勝で将棋栄誉敢闘賞。2017年5月、日本将棋連盟専務理事。同年11月、紫綬褒章を受章。2020年6月19日、Youtubeチャンネルを開設。タイトル戦出場25回、獲得は竜王2、名人8、棋王1、王将1の合計12期。棋戦優勝13回(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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