出版社内容情報
一時期下火になっていた矢倉も、タイトル戦で連採されるなど完全に復活しました。本書はその矢倉において、有力な後手の急戦策を3つ紹介します。
まず、注目すべきは先手の5手目です。▲7七銀なら第1章の「矢倉中飛車」、▲6六歩なら第2章の「右四間飛車」が有力です。
そして第3章では最新の「矢倉超速△7四歩型」を紹介しました。この作戦はゴキゲン中飛車に対する「超速」のように出足が素早く、先手の出方を見ながら△7三銀と△7三桂を使い分けるのが特長です。玉の囲い方も左美濃やカニ囲いなどいろいろあり、後手番でも積極的に指したい方にオススメの作戦です。
将棋の王道とも呼べる矢倉で、「痛快に勝つ楽しさ」を味わってください。
目次
序章 矢倉の基礎知識
第1章 矢倉中飛車
第2章 右四間飛車
第3章 矢倉超速後手7四歩型
急戦矢倉、総まとめ
著者等紹介
大平武洋[オオヒラタケヒロ]
1977年5月11日生まれ。東京都北区出身。1990年6級で桐谷広人七段門。2002年四段。2016年六段。(故)升田幸三実力制第四代名人の孫弟子に当たる。2003年、第44期王位戦でリーグ入り。2006年、第19期竜王戦で4組昇級。2009年、第67期順位戦でC級1組昇級。早指しが得意で、そのコツを著した「ネット将棋攻略!早指しの極意」(マイナビ出版)は第28回将棋ペンクラブ大賞の技術部門で優秀賞を受賞。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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