出版社内容情報
Dockerは今や開発現場では欠かせない存在として広く使われています。
しかし、初めての方にはなかなかとっつきにくいツールであることも確かです。
本書は、そんなDockerを現場で初めて触る新人インフラエンジニア/アプリケーションエンジニアはもちろん、デザイナーやディレクターなどの非エンジニアの方にとっても分かりやすいように、Dockerの仕組みと使い方をやさしく解説します。
初心者から読める内容ですが、「とりあえずコマンドが打てるようになる」ことを目的にした本ではありません。Dockerがそもそもどんな仕組みで動いているのか、コマンドでは何を命令しているのかをきちんと理解できるように、イラストを多用して説明しています。
Dockerと長く付き合っていくための基礎力を身に付けて、さらに現場の状況に応じて応用的な使い方もしていきたい方に、ぴったりの1冊です。
・対応OS:Windows(WSL2)、Mac、Linux
・Docker Desktop 3対応
・基本的な解説はDocker Desktopで行いますが、Appendixにて他の環境へのインストールについても説明を入れています。
目次
1 Dockerとは何だろう
2 Dockerが動く仕組み
3 Dockerを使ってみよう
4 Dockerにコンテナを入れて動かしてみよう
5 Dockerに複数のコンテナを入れて動かしてみよう
6 応用的なコンテナの使い方を身に付けよう
7 Docker Composeについて学ぼう
8 Kubernetesについて学ぼう
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
JACK
10
☆ コンピュータの世界で当たり前となったコンテナ化を実現するDockerと、コンテナを管理するKubernetesを解説した入門書。図が多くて丁寧。実際に動かして理解するハンズオン形式だが、読むだけでも分かりやすい。本の途中で、自分がコンテナを使うだけなのか、コンテナを作ったり改造したりするのか、システム全体を管理するのかなど、自分の職種に応じて学ぶ範囲を整理してくれるのが親切。効率よく学べる良い本だと思います。オススメ。ただ、気になったワードを索引で探しても記載がない事が多く、探すのが大変。2023/08/15
ソラヲ
4
業務でDockerを使っているにも拘らずコンテナ化のメリットがいまいち理解できていなかったが、本書ではその辺りが丁寧に説明されていて非常にタメになった。特にLinux初心者としては「ホストOSとカーネルを共有する」という特徴が「だから何?」状態であったが、まずLinux OSがカーネルとその周辺部(=ディストリビューション)から構成されているというところから始まり、各コンテナには周辺部だけを入れればよいので軽い、という流れが分かりやすかった。納得した上で手を動かすセクションへと移る構成になっており、親切。2022/03/03
とみぃ
3
★★★★✩ 初学者に非常に優しい。公式やqiita等のネット情報と本書を参照しながら実際に手を動かし、ローカル環境を荒らさない仮想開発環境を構築できたのがFY23冬休みのハイライト。Host OSのkernelを流用するので軽量である一方、バージョンに対して選択できない等のコンテナ型のメリット・デメリットについても理解できた。2024/01/14
羊の羽根
2
Dockerの超入門として一番わかりやすい本。前提知識を求めず、手を動かして学べる。仮想マシンとWSLでDockerがどう動いているかを図解してくれたり、yamlの書き方を説明してくれるのも本当に丁寧。2021/11/21
goose
2
Kubernetesについて知りたくて購入。 期待通りの本でした! 超初心者向けに最適だと思います。2021/07/23
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- 和書
- 登場人物未満