出版社内容情報
「一時期、デジタル時代に昔の戦術論でシステムにそぐわないものは排除されてきました。『捨牌は読まない』がその典型かと思われますが、それ以外にもメンゼンの大切さなども軽視されていたと思います。
ところが最近の戦術論ではそんな昔の戦術論が見直され、さらに改良されて発表されました。これこそが新時代の理論であり、私は本書でそれをまとめる意味でも、仮定や分析を交えながら展開したいと思います」(まえがきより)
本書は昭和から平成にかけて数多くの麻雀戦術を提唱し、発表してきた土井泰昭プロが 令和の最新麻雀戦術の主流とこれからの展開をあらためて検証するものす。
たとえば、昭和は打点重視、平成は効率重視の打ち方が流行しましたが、現在は「一定の打点を確保した上での効率重視」という、ハイブリッドな打ち筋が登場し脚光を浴びつつあります。
本書ではまず、このような昭和でも、平成でもない令和の麻雀戦術について、ユーモアを交えながら土井プロが解説します。
目次
第1章 序盤の手順と手筋(はじめに―令和前夜に麻雀戦術論の地盤が揺らいだ;序盤は単に価値の低い牌から切る ほか)
第2章 流行手筋の検証(打点重視の時流に乗り遅れるな;三色とイッツーはメンゼンで作れ ほか)
第3章 押し引きの基準(数牌の危険度の比較;残り8スジまでは自然に押せる ほか)
第4章 手牌価値を創造(押し引きは手牌価値で判断しろ;リーチのみの手牌価値 ほか)
著者等紹介
土井泰昭[ドイヤスアキ]
1958年12月9日生まれ。島根県浜田市出身。全日本麻雀協会代表。戦績:第8.18期発王位(最高位戦)。第1期雀王(日本プロ麻雀協会)。第1回モンド21王座(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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