出版社内容情報
好評既刊『美味しいマイナー魚介図鑑』をコンパクトにまとめ直した文庫版が登場!
深海魚をはじめ、地域性の高い魚、漁獲量が少ない魚、ほとんど知名度がない魚など、マイナーな魚を紹介する図鑑です。
実は、日本で獲れる魚の30パーセントは海に捨てられています。普段食卓にあがらないようなマイナーな魚でも食べると美味しいものが多いです。
本書は、そんなマイナー魚のことを知って、美味しく食べてほしいというコンセプトで作られました。
本書では、著者・ぼうずコンニャクこと藤原昌高さんが日本全国を訪ねて手に入れたマイナー魚をたくさんの写真と共に紹介します。
基本的なデータ、旬や産地はもちろん、美味しい食べ方も掲載。読んで楽しい図鑑になっています。
内容説明
深海魚から沿岸の魚まで236種を掲載。見た目は奇抜、食べると美味しい!読んで楽しいマイナー魚の図鑑。料理写真&美味しさのランク付き。
目次
1章 深海魚(沼田鰻;銀鮫;相鮫 ほか)
2章 海洋・沖合回遊性の魚(鼠鮫;油角鮫;紅鮭 ほか)
3章 沿岸・浅瀬の魚(糟鮫;糟倍;坂田鮫 ほか)
著者等紹介
藤原昌高[フジワラマサタカ]
ぼうずコンニャク。1956年、徳島県美馬郡貞光町(現つるぎ町)生まれ。現在、島根県水産アドバイザー、釣り雑誌などにエッセイを書いている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mordidaman
1
著者のサイトは見たこともない魚がいっぱいでよく観ていました。そこで見た魚たちがコンパクトな文庫本に纏められており迷わず購入。 漁獲高が少なく産地でしか消費されない魚たちがたくさん紹介されていて興味が尽きない。味の良さが採点されているのがミソですね。2020/11/08
サメ社会学者Ricky
1
食としてマイナーどころか一般の人なら存在も知らないようなレア魚・珍魚を食べ方にフォーカスして紹介する図鑑。似た魚や紛らわしい名前の魚との違いも解説されている。珍魚を食べたい方だけでなく、魚初心者で少しマニアックな魚を隙間時間に勉強したい方にもオススメ。2020/04/29
T-山岡
0
まずもって冒頭の「本書に登場するほとんど総ての魚類が、流通したもの、または日本各地で間違いなく食用のために売られていたもの」という一文に驚く。四方を海に囲まれた日本という国が歩んできた、漁業と食文化の懐の深さを知ることのできる一冊。2022/03/27
志村真幸
0
本書は、日本各地で食べられている珍魚を、実際に食べてみて、味の評価や適した料理法を紹介したものだ。 ヌタウナギ、アカグツ、ユメタチモドキ、コバンザメ、オキメダイ、スジアラ、カワビシャ、アイゴ、オヒョウなど約150種が扱われている。 まさか食用になるとは思わなかったというものから、まったく見たことも聞いたこともないものまで、バラエティに富んでいておもしろい。 基本的には、どれも美味しく食べられる種類であり、ゲテモノ/不味いものはふくまれていない。ちゃんと美味しく食べられることを期待している読者向け。2020/12/19