出版社内容情報
他人の不幸や欲望にまみれたワケアリ品ばかりを好む『質屋からす』の店主・烏島廉士は、目黒千里のある特殊能力を買って店に雇い入れた。
ある日、鑑定品を預かるために烏島の代理で男子禁制の尼寺を訪れた千里。
しかし寺の本尊を盗んだと疑いをかけられて…?
待望のダークミステリーシリーズ第6弾!
内容説明
他人の不幸や欲望にまみれたワケアリ品ばかりを好む『質屋からす』の店主・烏島廉士は、目黒千里のある特殊能力を買って店に雇い入れた。ある日、鑑定品である鏡を預かるために烏島の代理で男子禁制の尼寺を訪れた千里。しかし玖相寺の本尊を盗んだと疑いをかけられて…?物に宿った記憶を読み解くダークミステリーシリーズ第6弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっしー
22
やっと既刊に追いつきました。元々、烏島に関してはヤバい人という認識はあったのてすが、彼以上に実は宗介の方が危ないんじゃないか…と思ってしまった1冊です。千里のことに関しても発見のあったとはいえ、これから先がどの様になるのか、全く読めないですね。千里と烏島の出会いが全て計算されたものであったのなら、その目的は何なのでしょうか…。気になる事が増え続け、解決しない作品です。続きが待ち遠しい!!2024/06/19
てみさま
5
このシリーズを読み始めた頃は、千里に対する烏島の異様な執着に一喜一憂していたのだけど。まぁ今回もいろんな意味で安定の烏島だった。宗介の暴走も止まりそうにないし、今後の展開が凄く気になる。それから、千里が質屋に勤めるようになったのって偶然?それとも仕組まれた?なんて考えすぎだろうか。2024/03/08
あずとも
5
久しぶりの新作。それぞれの思惑が絡み合い欲しい物(人)を手に入れる為には手段も選ばず。理解できない考えの登場人物ばかり。千里に対してそれぞれが今後どう動くのか。今までよりダークさが控えめに感じたのは慣れたから?2023/12/13
愛華
3
楽しみにしてて入荷日に速攻で買いましたが、なかなか読めずにようやく読めました。宗介卑怯といえば卑怯な手と言えば卑怯な手で手篭めにするとは。そこから千里が出て来ないので、その後の千里がどんな感じかわかりませんが、烏島さんにバレたら大変なことになりませんかね。まあ千里が受け入れてるならよしとしそうだなと今回の話で思いましたが、大丈夫か?千里が思い浮かべた顔がどちらのものだったのかも気になります。続きがあると信じて待ちたいと思います。2024/03/27