出版社内容情報
本書は囲碁AIの手を解説する本ではありません。
AIの学習法を参考に、それを人間に置き換えた上達法を提案するものです。
概要は、「大局観」と「着手の価値判断」の二つを伸ばせば棋力アップにつながるというもの。
20代でピークを迎える「読みの力」を鍛えることよりも、アマチュアにとっては効果が高いと言います。
例えば、詰碁でも「読みを鍛える」学習法よりも、たくさんの手筋を見ることで「いい形を知り、着手判断に生かせる」ように学習するとより効果が高いのです。
様々な練習問題を解くことで「こういう考え方があるのか」「この力を伸ばせばいいのか」という気づきを得ることができます。
問題は点数制で自分のタイプを知ることができます。タイプ別にオススメの上達法も載せているので、是非参考にしてください。
著者は藤澤一就八段。本木克弥八段や上野愛咲美女流棋聖をはじめとする、新鋭若手棋士を輩出しています。
藤澤八段は「楽しめる人が強くなれる」といい、指導では、生徒が「いかに楽しめるか」という点を強くしているそうです。
本書にもそれが生かされており、楽しみつつ興味を持ち続けられるような仕組みがたくさんあります。
棋力向上を目指す方は是非手に取ってみてください。
内容説明
AIから実力アップの方法を学ぶ。「ではなぜ、AIはプロ棋士たちが予想していたスピードを遙かに上回る速さで強くなれたのでしょう。そのメカニズムがわかれば、人間だって今までよりも簡単に実力アップができるのではないでしょうか」。棋士を多数輩出、藤澤八段による新提言!棋力向上に役立つ情報から弟子のエピソードまで充実の内容!
目次
序章 AIはいかにして強くなったか
第1章 問題(VN布石;PN布石;VN中盤;PN中盤;VNヨセ ほか)
第2章 タイプ別上達法(感覚型;戦闘型;追い込み型;バランス型)
著者等紹介
藤澤一就[フジサワカズナリ]
昭和39年(1964年)8月12日生。東京都出身。昭和56年入段、平成11年八段。日本棋院東京本院所属。故藤沢秀行名誉棋聖は実父、藤沢里菜女流三冠は実娘。新宿こども囲碁教室主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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