出版社内容情報
デビュー以来、ほぼすべての棋譜が中継されている棋士。
その高い注目度の中で、ファンの期待以上の将棋を指し続ける棋士。
すでに「将棋史に残る妙手」をいくつも盤上に出現させている棋士。
―藤井聡太。
時に序盤からリードを奪い、危険を顧みず最速の勝ちを目指し、
時に敗勢に陥り、相手も控え室の棋士も誰も予想しなかった奇手で信じられない逆転勝ちを果たす。
中原誠十六世名人曰く「プロも魅せられる棋士」。
本書はデビューから平成30年度までに藤井聡太七段が指した101の鬼手を当時のエピソードと共に振り返る一冊です。
デビュー戦、加藤一二三九段で見せた歩頭への銀打ちから年度最終局で見せた驚愕の妙手△6二銀までを収録しています。
鬼手を堪能しつつ、藤井七段のこれまでの歩みも振り返ることができる内容で、ガチの将棋ファンの方はもちろん必読、観る将棋ファンの方にも楽しめる一冊となっています。
天才がくれたギフトに、感嘆してください。
内容説明
藤井七段の「魅せる将棋」そのエッセンスを凝縮した一冊。観るものを魅了する藤井聡太の鬼手をエピソードとともに振り返る。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ま
16
藤井聡太勝局からの次の一手問題集。とはいえ棋力向上よりも観る将視点でデビューからの歩みを振り返るのに適した本かな。言うほど鬼手もないし(基本に忠実な手がむしろ多い)。ただ逆転勝ちの異様な多さには驚く。自分が格下の級位者相手にしても29連勝できるかときかれたら自信ない。やっぱ聡太って異常。7七同飛成とか意味不明。楽しめました。2021/06/06
Book Lover Mr.Garakuta
7
自分に取って、将棋は未知の世界であり良く判らないが、将棋ファンとして、次の将棋界をけん引することを望む。因みにこの本は難しすぎて分からんかった。2019/11/10
うろん
4
にわかです。 本書は難しくてわからないことだらけでした。 ただ藤井二冠の凄さだけは分かりました。2021/04/29
nayui
2
藤井聡太七段の101の『次の一手集』 昨年度末で120勝近くしていたので殆ど全部入っていることになる。中継時の解説の棋士のリアクションや名言が甦ってくるが、鬼手は符号で擦り込まれているので先後逆に書かれていると違和感がある。コンセプトは面白いが、解説が少なく凄さが伝わり難いのが残念。2019/07/28
koba
1
希代の天才、藤井聡太が放ったデビューから七段時代までの101局での鬼手。飛車頭の歩を取った「3三同飛成」。後世に語り継がれる妙手。2023/12/12