出版社内容情報
本書は、棋士それぞれの長所をピックアップし、わかりやすく丁寧に解説したものです。
例えば、模様派・武宮正樹九段の「模様の作り方」、実利派・坂田栄男九段の「スピード勝負の勝ち方」、
最強・本因坊秀和の「黒番と白番の使い分け」などバラエティに富み、名棋士一流の技が解説されています。
ところで囲碁には様々な打ち方があります。実利が好きな人、厚みが好きな人、石を取るのが好きな人・・・
当然、打ち方によって、参考になる棋譜や勉強法は違います。
また、苦手な棋風を攻略するうえでも、それぞれの特徴を知るのは効果的です。
新鮮な切り口ですが、本書が上達の役に立つのは間違いありません。
著者は下島陽平七段。幽玄の間などでの、ユニークな解説が有名です。
本書でも存分にユニークさを発揮しており、「名棋士とのエピソード」「棋士アンケート」「棋士の名言」
など面白いコラムも満載です。
囲碁の奥深さを楽しみつつ、上達したい方にはぴったりの一冊です。
内容説明
AIにはない往年の名棋士が放つ強烈な個性。自分に合った教材・棋譜が見つかる。
目次
第1章 今村俊也九段―厚みの活用法
第2章 羽根直樹九段―大局観を学ぶ
第3章 坂田栄男九段―実利、スピード
第4章 武宮正樹九段―大きな陣地を作る!
第5章 本因坊秀和―黒番と白番の使い分け
第6章 彦坂直人九段―華麗なる石の動き
第7章 平田智也七段―布石の発想
第8章 山本賢太郎五段―仲の良い棋士
第9章 最高に面白かった碁―二人の大先輩
第10章 小林覚九段―憧れの先生の印象に残る場面、勝手にベスト3
著者等紹介
下島陽平[シモジマヨウヘイ]
昭和53年(1978年)11月21日生。長野県駒ケ根市出身。吉岡薫八段門下。平成6年入段、25年八段。日本棋院中部総本部所属(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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