マイナビ将棋BOOKS<br> 将棋・序盤完全ガイド 振り飛車編 (増補改訂版)

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将棋・序盤完全ガイド 振り飛車編 (増補改訂版)

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  • サイズ B6判/ページ数 254p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784839964986
  • NDC分類 796
  • Cコード C2076

出版社内容情報

振り飛車の序盤が1冊で分かる!「序盤戦術の基本と全体像が一冊で分かる!」がコンセプトの、将棋・序盤完全ガイドシリーズ。本書は、その平成24年に発売された「振り飛車編」の増補改訂版です。振り飛車の基本から5年間で大きく進化した最新形までをやさしく丁寧に解説しています。

第1部では「序盤の基礎知識」を解説。「序盤って何?」から始まって居飛車対振り飛車の戦いの大枠を理解することができます。

第2部は「歴史を振り返る」。将棋の序盤戦法をその歴史から解説するのが本書の大きな特長の一つ。プロの研究の深さを知るとともに、「なぜ、今この形が指されているのか」がよく分かります。

第3部は「各戦法の解説」。ゴキゲン中飛車、先手中飛車、石田流、角交換系振り飛車、といった、ここ5年でさまざまな定跡が生まれた戦法に加えて、ノーマル系振り飛車にも多くのページを割いています。ノーマル系振り飛車も工夫を重ねてプロ間でも復活の傾向にあり、見逃せないところです。

本書は増補改訂版と言っても、ほぼ全ページに手直しを加えてあります。
「序盤完全ガイドシリーズ」を読んだことがない方はもちろんですが、前回の「振り飛車編」を読んだ方も、5年前と現在の定跡の違いを楽しみながら読める内容になっています。

将棋を観るファン、指すファン、どちらの方にもぜひ読んでいただきたい一冊です。

第1部 序盤の基礎知識
第2部 歴史を振り返る
第3部 各戦法の解説

上野裕和[ウエノヒロカズ]
著・文・その他

内容説明

5年分の定跡の進化を凝縮!「序盤戦術の基本と全体像が一冊で分かる!」がコンセプトの、将棋・序盤完全ガイドシリーズ。本書は、その1作目である、平成24年に出版した「振り飛車編」に、平成29年夏までの定跡の進化を加えた増補改訂版です。

目次

第1部 序盤の基礎知識(序盤初めて講座;振り飛車の戦い方の基本;居飛車の戦い方の基本)
第2部 歴史を振り返る(振り飛車対居飛車の歴史;棋士の意識の変化に関する歴史;外部環境の発達に関する歴史 ほか)
第3部 各戦法の解説(ゴキゲン中飛車―自在に指せる後手番のエース;先手中飛車―大流行、新先手番のエース;石田流―乱戦上等、先手番の準エース ほか)

著者等紹介

上野裕和[ウエノヒロカズ]
1977年4月13日生まれ、神奈川県厚木市出身。1991年6級で安恵照剛八段門。2000年10月1日四段。2007年4月1日五段。序盤の研究、分類で有名。教室講師の経験が豊富で指導に定評があり、指導対局は「レベルカードの導入」や「棋譜印刷サービス」など、独自の工夫を試みている。また、若くして理事職を経験するなど、多方面に渡って活動している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

akihiko810/アカウント移行中

7
対抗系振り飛車の各戦法の歴史と序盤の解説。印象度B+ この序盤にはどういう意味があるか、この定跡が確立するまでにどういういきさつがあったかが載った本。級位者向けで易しいので、観る将にもおすすめ。 4手目▽1四歩と、最序盤に端歩を突くのをたまに見かけるが、この手に「端の位を取らせてくれますか?それとも相振りにされて端攻めくらう?」という意味があるとは知らんかった。最序盤からこんな駆け引きがあるとは面白い。 あと、対ゴキゲン中飛車の歴史が面白かった。「超速▲3七銀」は、▲4六銀にしないと意味ないのに、(続2021/05/10

kenitirokikuti

7
早いもので、初版は2012年である。2017年夏までの5年ぶんを増補している。当時の角交換四間飛車が大きくランクダウンしたこと、先手の振り飛車に対して相振りを選ぶ居飛車党が増えたこと、居飛車同様に先手用作戦と後手用作戦の分化が進んだこと。先手三間飛車よりも先手中飛車左穴熊の方が優位なこと。2018/03/25

こまごめ

3
将棋の歴史をわかりやすく解説するシリーズの居飛車対振り飛車の対抗形に関する本です。こちらを読んでみてどの振り飛車を勉強するか決めるのも良いかと思います。振り飛車は居飛車穴熊をどのように攻略するか?または居飛車穴熊に組ませないようにするという事で進化してきました。プロ間では居飛車全盛期ですけど、羽生善治先生が振り飛車で大復活してタイトル戦挑戦というのが個人的な希望ではあります。2022/06/13

OjohmbonX

2
本書のテーマとは関係ないけど、読んでると「プロ棋士」にも色んな生き方・人生があるんだよなと思えてくる。タイトル戦に登場するトッププロだけが棋士の生き方じゃない。著者はアマチュア向けの講師や解説書の執筆を通して、将棋人口の裾野を広げることに貢献している。奨励会時代に有力な新手を開発して将棋界に影響を与えてもなかなかプロ棋士になれず、なった後もモチベーションや成績維持に苦労しながら、何とかやめずに頑張ってる棋士もいるんだよな、とふいに思った。本書は序盤戦法全体を概観して発展過程も平易に教えてくれて面白かった。2020/12/31

nerozou666

2
この本は将棋初級者並びに見る将棋ファンを対象に将棋をより楽しむ為に対抗系(居飛車対振り飛車)について紹介・説明されている。振り飛車戦法の歴史を手短に纏めてあるので戦法選びに悩んでいる中級者にもお薦め。非常にわかりやすい。2018/06/05

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