出版社内容情報
天鳳位は超序盤で何を考えているのか?
麻雀の実力差はどこに表れるのか?
牌効率やベタオリ、基本的な読みの技術がネットを介して共有され、その中で勝ち抜いていくプラスアルファの部分が求められています。
そこで浮上してくるのが「超序盤の戦略」です。
例えば非常にいい配牌をもらったとき、これは一直線にアガリに向かえばいいだけなので、中級以上の打ち手であれば差がつきにくいですし、最終的にはロジカルに正解がでる部分です。
問題は悪い配牌をもらったとき。この場合はアガリに向かうのか守備に重心を置くのか、アガリに向かうにしてもどの手役を狙うのか(どの手役も遠い)、第1打から考えるべきことが多くなり、不確定要素も増えます。そしてこのジャンルは麻雀研究においても未開拓の分野です。
そして、この「超序盤の戦略」こそ、強者と弱者の差がつく、残された分野なのです。
本書は現代麻雀の頂点に立つ3人の天鳳位が超序盤での戦略について徹底的に語るものです。シミュレーションでも結論の出ない麻雀の真理に斬り込んでいきます。
進行役、まとめ役は平澤元気プロ。難解な麻雀理論を論理的にわかりやすく語る技術は本書でもいかんなく発揮されています。
本書で強者の考えを吸収して、序盤の打ち方の精度をさらに高めてください。
内容説明
強者はどんな構想で麻雀を打っているのか?現代麻雀においてなお、他者と差をつけている天鳳位の強さの秘密は、もしかしたら序盤に隠されているのかも、それがこの本の出発点です。
目次
第1章 序盤の鉄戦略“速度と打点の基本概念”(「序盤」の重要性とは;牌効率の基本 ほか)
第2章 序盤の鉄戦略“状況による手筋と判断”(リャンメンテンパイ外しはありか;固定観念にとらわれない手作り ほか)
第3章 序盤の鉄戦略“状況に対応したテクニック”(和了トップの選択;アシストの分岐点 ほか)
第4章 序盤の鉄戦略“副露基準と分岐点の条件”(雀頭のないポンは何点から?;タンヤオの副露判断 ほか)
著者等紹介
平澤元気[ヒラサワゲンキ]
1990年6月15日生まれ、新潟県燕市出身。全日本麻雀協会所属プロ。天鳳最高段位十段。第2回全日麻雀杯優勝(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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添川
pudonsha