出版社内容情報
全局集シリーズ第2弾は大山VS米長!
大正12年3月23日、大山康晴誕生。
遅れること20年、昭和18年6月10日、米長邦雄誕生。
世代の異なる両雄は昭和44年の初対決以降、四半世紀に及ぶ戦いを繰り広げました。その全103局を詳細な解説付きで収録。また、自戦記も6局収めました。
対戦成績は大山から見て58勝46敗(1不戦敗)。タイトル戦で激突すること6回。その他にも棋戦決勝、タイトル戦挑決、A級順位戦など、数々の大舞台で火花を散らしました。
両者の対局は長手数が多く、絶対に負けられないという気合いを感じられるものばかりです。
まさに死闘とも言える名局の数々。たっぷりとご堪能ください。
内容説明
互いに負けられない異世代対決。四半世紀に及ぶ死闘を全局解説つきで収録。自戦記6局+解説97局。
目次
第1部 昭和50年以前(第17期王座戦(昭和44年4月3日)
六社棋戦記念対局(昭和44年11月29日)
第11期王位戦七番勝負第1局(昭和45年7月28、29日)自戦記 大山康晴 玉の堅さで勝つ ほか)
第2部 昭和50年~56年(第15期十段戦挑戦者決定リーグ(昭和51年3月31日)
第15期十段戦挑戦者決定リーグ(昭和51年9月8日)
第26期王将戦挑戦者決定リーグ(昭和51年10月19日) ほか)
第3部 昭和57年以降(第40期名人挑戦者決定リーグ戦(昭和57年1月14日)
第21期十段戦挑戦者決定リーグ(昭和57年5月6日)
第21期十段戦挑戦者決定リーグ(昭和57年7月23日) ほか)
著者等紹介
大山康晴[オオヤマヤスハル]
大正12年3月13日、岡山県浅口郡西阿知町(現・倉敷市)の生まれ。昭和10年、故木見金治郎九段門。昭和15年、四段。昭和33年、九段。昭和25年、第1期九段戦で初タイトル獲得。27年、第11期で初の名人位。31年、永世名人の資格を得、51年、現役のまま十五世名人襲位。40年、永世棋聖。48年、永世王将。63年、永世十段。タイトル戦登場112回、獲得80期、五冠王でタイトル独占も再三。竜王戦1組は4期。名人・A級には連続44期。ほか棋戦優勝44回。通算成績1433勝781敗。4年7月26日、現役A級のまま肝不全で死去
米長邦雄[ヨネナガクニオ]
昭和18年6月10日、山梨県増穂町(現・富士川町)の生まれ。昭和31年、故佐瀬勇次名誉九段門。昭和38年、四段。昭和54年、九段。昭和48年、第22期棋聖戦で初タイトル獲得。59年、十段位を奪取し、棋聖・王将・棋王と合わせて史上3人目の四冠王になる。60年、永世棋聖。平成5年、念願の名人位を獲得。49歳11ヵ月の名人獲得は最高齢記録。15年引退。タイトル戦登場48回、獲得は名人1、十段2、王位1、棋王5、王将3、棋聖7の合計19期。ほか棋戦優勝16回。通算成績1103勝800敗1特将棋。24年12月18日、現役会長のまま死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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