出版社内容情報
手筋は碁の基礎体力にあたり、覚えれば覚えた分だけ棋力向上に直結するものです。本書は、基本手筋をすべて網羅し、実戦ですぐに使えるものは応用形も紹介しています。問題形式でさくさく解きながら手筋を覚えられる一冊です。
内容説明
読まなくても手筋がパッとヒラメクようになる!「切り」や「ツケ」から「攻め合い」や「連絡」まですべての手筋を網羅し、実戦で使うパターンのみを厳選!手筋を学んだあとは、実戦図を使った練習問題!
目次
第1章 切り
第2章 ツケ
第3章 ゲタ
第4章 シボリ
第5章 アテコミとワリコミ
第6章 オキ、サガリ、コスミ
第7章 攻め合いの手筋
第8章 連絡の手筋
第9章 実戦問題
著者等紹介
山田規三生[ヤマダキミオ]
昭和47年生まれ。大阪府出身。日本棋院関西総本部所属。山下順源七段門下。平成元年入段、18年九段。平成9年第22期新人王戦優勝、第45期王座戦での初の七大タイトル獲得。11年第8期竜星戦優勝。16年第29期碁聖戦挑戦者。18年第61期本因坊戦挑戦者。21年第57期王座戦挑戦者。22年第58期王座戦挑戦者。23年第58回NHK杯優勝。28年通算900勝達成。名人戦リーグ通算7期、本因坊戦リーグ通算10期在籍。山田至宝七段、山田和貴雄七段は実兄(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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夜間飛行
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碁は相手の言い分を聞きながら自分の言い分を通していくバランスのゲームといわれるが、アマ低段者どうしでは無理な言い分を通そうとして切った張ったの戦いになることが多い。もちろんプロの碁にもアマとは違った意味で、石と石がギシギシ音を立てるような激しい戦いは多く見られ、それがまた囲碁の醍醐味でもあるのだ。敵味方の石が幾つかに分断された状況では、カナメ石とクズ石を見分ける目や、石を囲むのにかかる手数を瞬時に把握する直感がものを言う。本書は攻め合い絡みの良問が多く、戦いが苦手な私にとって実戦力を鍛えるには最適だった。2018/02/25