出版社内容情報
囲碁には、「定石を覚えて二目弱くなる」という格言があります。手順だけを覚えて、手の意味や使い方まで理解しておらず、実戦で正しく使えないことに対する戒めです。本書の大きな特徴としては、「簡明な変化」を重視し、従来の定石書では「打ってはいけない」とされていた手が正解となっていることもあることです。アマチュアが陥りがちな、「定石だから・・・」といった固定観念を壊してくれる一冊です。
内容説明
4段階で定石を完全マスター。1、「基本定石」を知る。2、「オススメ定石」として分かりやすさ第一の変化を紹介。3、練習問題を解いて、実戦での使い方を学ぶ。4、オススメ定石一覧でいつでも復習。確かな序盤力が身につく、アマ必見の一冊!
目次
第1章 定石に絶対はない!(テーマ図1;テーマ図2)
第2章 これだけで勝てる定石(カカリのお話;ハサミのお話;両ガカリのお話;三々のお話;続・ハサミのお話;荒らしのお話;人気定石のお話;打ち込みのお話)
第3章 練習問題
第4章 まとめ(オススメ定石一覧)
著者等紹介
溝上知親[ミゾカミトモチカ]
昭和52年生まれ。長崎県佐世保市出身。菊池康郎氏(緑星囲碁学園)に師事。平成5年入段。26年九段。日本棋院東京本院所属。平成13年第16期NEC俊英トーナメント優勝。第26期棋聖戦リーグ入り。平成14年第28期名人戦リーグ入り。平成16年第29期新人王戦優勝。平成19年第63期本因坊戦リーグ入り。平成20年通算500勝達成。棋聖戦リーグ3期、名人戦リーグ5期、本因坊戦リーグ1期在籍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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