内容説明
お花屋さんを舞台にお悩み解決!ほっこりお仕事小説!乗っていた自転車のチェーンが外れた蕾は、花屋の店先に並べられた花に、盛大に頭から突っ込んでしまう。それ以来、蕾は誰にも言えない、秘密の力を持ってしまった。そんな蕾が、天然王子な店員の咲人と強面店長の葉介と一緒に、花屋「ゆめゆめ」で働きながら、様々なお客さんと花を相手に、謎や事件を解決します!少し不思議でちょっと泣ける、優しい気持ちになれる物語。「第2回お仕事小説コン」特別賞受賞作
著者等紹介
編乃肌[アミノハダ]
主に小説投稿サイト『小説家になろう』で活動中。『第2回お仕事小説コン』で『花屋「ゆめゆめ」で不思議な花束を』が特別賞を受賞し、商業出版デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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野のこ
81
地元の作家さん 初読み。私も短大の頃から花屋でバイトをしてたのですごく共感しながら読みました。イケメンはいなかったけど(^^;)お花の歴史や花言葉などもたくさん書かれてて興味深かったし、商店街で世間は狭いなぁというほど繋がりもあって面白かった。お話の流れも好み。思い出に残るお花。体の中に咲く花に込められたいろんな想いに触れる「そこにあるだけで優しい存在」って素敵だなぁ、まさにゆめゆめメンバー。咲人と蕾ちゃんの恋の行方も気になり次回も楽しみ。予約中♪2019/03/07
スズ
63
人の体のどこかに咲く、その人にとって想い入れのある花が見える大学生の蕾は、優しいイケメン大学生の咲人が働く花屋「ゆめゆめ」でバイトを始める事に。蕾は色鮮やかな花を体の一部から咲き誇らせているお客様と接していく中で、花に関する相談も沢山されるようになり…。花束やフラワーギフトの作り方を学びながら、徐々に咲人の事を意識していく蕾が良かった。沢山の花が登場し、様々な花の花言葉を知ることができ、大切な人に花を贈る際には、花言葉も意識すると気持ちが伝えやすくなりそうだと感じた。咲人が蕾を雇った理由に思わずニヤニヤ。2017/03/25
佐島楓
57
花屋さんに自転車で突っ込んだのち人に咲く花が見える能力を持つようになった少女のお話。平和的で、安心できる内容だった。花に優しくできる人は、人にも優しくできる。穏やかにほっこりなさりたい読者向け。2017/03/25
hirune
50
お花屋さんのお仕事小説、見たことはあるけど 名前を知らなかった花の名前がわかったり、お花の花言葉とかエピソードとか知れて 楽しかったです。植物とはいえ生物を扱う仕事は大変ですね。蕾の能力、人の思い入れのある花がその人の身体に咲いてるのが見えるなんて、ちょっと楽しい💐人混みの中でも優しい気持ちで周りに接せられそうですよね^^私も羨ましいな☆2019/03/18
はつばあば
48
登場する花の名前からどんな花だったかなとか花言葉を調べながら楽しく読ませてもらいました。月に3回、もう30年ほど前から玄関用に生け花を配達してもらっているのですが・・もう名前が・・昨夜の夕食何食べたか覚えて無いように忘れてしまってました(^^;。アガパンサス・ストケシア・サンカヨウ・・写真をみてあぁあこれやったかと(#^^#)。若けりゃ花言葉ももう少し覚えておけばよかった・・。2019/03/01